内容
システム障害が起きた時、原因は、ソフトウェアというものの特殊性に求められる傾向がある。ソフトウェアは、手で触れないし、目にも見えない。実体の不確かな存在は、理解しにくいものである。このような「よくわからないもの」に遭遇した際、人間の態度は2つに分かれる。つまり、思考停止するか、きちんと考えるか。 思考停止は、簡単である。無視してしまえば、それで済む。一方、考えることは、多大な努力を要する。次から次へと出てくる新しい用語に、頭がクラクラする。でも、用語のひとつひとつについて、専門の技術者と同じ理解が必要とい