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みんな彼女のモノだった~奴隷所有者としてのアメリカ南部白人女性の実態~(世界人権問題叢書 121)
ステファニー・E・ジョーンズ=ロジャーズ,
落合 明子
著
白川 恵子
翻訳
発行年月 |
2025年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
437p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784750358826 |
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商品コード |
1040189536 |
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NDC分類 |
316.853 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年04月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2025/05/03 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040189536 |
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著者紹介
ステファニー・E・ジョーンズ=ロジャーズ(著者):Ph. D (Rutgers, The State University, New Jersey, 2012)
現在、カリフォルニア大学バークリー校歴史学部准教授。
本書の萌芽となった博士論文は、2013年、アメリカ歴史家協会(OAH)が最優秀博士論文に授与するラーナー=スコット学位論文賞(アメリカ女性史部門)を受賞。本書自体の評価も高く、2019年には、初期アメリカ共和国歴史家協会賞(単著出版部門)および、ロサンゼルス・タイムズ文芸賞(歴史部門)をアフリカ系アメリカ人として初受賞。また2020年には、ハリエット・タブマン賞(ニューヨーク公立図書館ショーンバーグ黒人文化研究センター付設ラピダス・センター)、メルル・カーティ賞(OAH)、ジュリア・チェリー・スプリュイル賞(南部女性史協会)、チャールズ・S・シドナー賞(南部歴史協会)といった主要学会の権威ある賞を総なめにし、さらには、フレデリック・ダグラス賞とギルダー・レーマン・リンカーン賞のファイナリストにもなった。アメリカ南部の奴隷制、女性と法と所有権に対する関心を、現在ではさらに敷衍・発展させ、環大西洋国際…
落合 明子(著者):筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在、同志社大学グローバル地域文化学部教授。専攻はアメリカ黒人の歴史と文化。主要業績としては、Harvesting Freedom: African American Agrarianism in Civil War Era SouthCarolina (単著、Praeger、2004)、『現代アメリカ社会を知るための63章【2020年代】』(共編著、明石書店、2021年)、『ジョン・ブラウンの屍を越えて――南北戦争とその時代』(共著、金星堂、2016年)。アイラ・バーリン『アメリカの奴隷解放と黒人――百年越しの闘争史』(共訳、明石書店、2022年)。
白川 恵子(翻訳):慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。現在、同志社大学文学部教授。専攻はアメリカ文学、文化。主要業績としては、『抵抗者の物語――初期アメリカの国家形成と犯罪者的無意識』(単著、小鳥遊書房、2019年)、『エスニシティと物語り――複眼的文学論』(共著、金星堂、2019年)、『マニフェスト・デスティニーの時空間――環大陸的視座から見るアメリカの変容』(共著、小鳥遊書房、2020年)。『改革が作ったアメリカ――初期アメリカ研究の展開』(共著、小鳥遊書房、2023年)。
内容
これまで奴隷制度が敷かれていたアメリカ南部の女性は、夫の庇護下に置かれ経済的な主体性を発揮していなかったと理解されてきた。しかし、女性は奴隷の売買に積極的に関わり、奴隷制経済に直接関与してきた。従来の歴史観を180度変え、南部アメリカの奴隷制度の実態を明らかにした衝撃の書!