高山英士（著者）：大学卒業後上京、通訳及び翻訳の仕事を始める。 インタースクール、サイマルアカデミー等で、通訳者養成クラス、上級英語講座などの講師を務める。 英和辞典の執筆と校閲を行うなど、英語の実務と教育に 関して豊富な知識と経験を有する。

【本書のコンセプト】
中級レベル英語学習者の勉強法、特に本書の対象となる最難関大学の受験生や英検®準１級レベルを目指す方々の勉強方法は、「単語・熟語集で語い力を強化し、文法参考書を併用しながら英文読解の練習を行い、仕上げに過去問を解く」というパターンが一般的です。
難関大学の入試や英検®準１級 /１級の試験で合否を最も大きく左右するのは「読解力」です。どれだけ出題傾向に沿った受験対策を講じても、基本的な読解力がなければ合格点には達しません。読解力を最も左右するのは「語い力（単語・熟語・構文の知識）」、次が「文法力」です。そして、語い力と文法力で培った読解力を強化し定着させるのが精読による多読です。リスニングにおいても、ベースとなるのは、やはり読解力です。
本書は、読解力の源となる「語い」「文法」「精読」「多読」を「聴き取り」と共に最短時間で習得するための教材です。すなわち、語いと文法を網羅した例文を多読して読解力をつけ、さらに例文の音声を何度も聞いて、語い（単語・熟語・構文）を発音と共に記憶に定着させる教材です。
本書の例文は、音声にすると 58 分です。わずか 58 分の例文を完璧にするだけで、冒頭に挙げた英語力が獲得できます。「単語帳」「熟語集」「文法参考書」「読解問題集」と何冊も参考書をやる必要はありません。本書１冊で同等以上の学習効果が得られます。

【本書で身につく英語力】
① 最難関大学＊ の合格に必要な語い力と文法力
② 英検® 準１級の合格に必要な語い力と文法力
③ 英検®１級合格の基礎となる語い力と文法力
④ 時事英語や評論文が理解できる語い力と文法力
＊ 東大・京大・阪大・一橋大・東工大と早慶上智大の上位学部

【本書の対象者】
① 最難関大学の読解問題を得点源にしたい受験生
② 英検® 準１級に合格する語い力を付けたい方
③ 英検®１級に合格する基礎力を付けたい方
④ 一般教養の英語を理解する基礎力を付けたい方
⑤ 海外留学（大学・大学院）の準備をしている方

【対象者の推奨英語力】（いずれか１つが該当）
・大学入学共通テストで 7 割以上が余裕で取れる方
・英検®２級に余裕で合格できる方
・TOEIC®L&R テストで 650 点以上のスコアの方
・「ALL IN ONE Basic」＊ を終えた方
＊ 本書「ALL IN ONE」と同一コンセプトの基本編。