内容
初年次学生が学んでおくべき内容をまとめた「理工系の基礎」シリーズの一冊。薬学はその名の通り、薬に関する研究を行う学問である。原子・イオンから地球環境に至るスケールで人の健康を科学していることは薬学の大きな特徴といえる。物質科学と生命科学の知識を両輪として、化学物質と生命のインターフェースを研究する基礎薬学や、薬理学や薬剤学に代表される医療薬学、毒性学や公衆衛生学に代表される衛生薬学といった薬学独自の研究分野も発展している。このように薬学分野は非常に多彩であり、知っておくべき内容も幅広い。本書ではその幅広い中でも特に重要なものを厳選し、初学者にもわかりやすいように配慮して一冊にまとめあげた。本書は薬学教育モデル・コアカリキュラムに沿ってまとめられているため、薬剤師国家試験にむけても活用できる。