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新刊 書評掲載

本売る日々(文春文庫 あ64-7)

青山 文平  著

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価格 \825(税込)         

発行年月 2025年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 253p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784167923761
商品コード 1040265432
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2025/06/14
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040265432

内容

文政5(1822)年。月に1回、城下の店から在へ行商に出て、
20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る本屋の「私」。
上得意先のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は
近頃、孫ほどの年の少女を後添えにもらったというが、
彼女に何か良い本を見繕って欲しいと言われ――
用意した貴重な画譜(絵本)が、目を離した隙に2冊なくなっていた。(本売る日々)

村の名主たちは、本居宣長の『古事記伝』、塙保己一が編纂した『群書類従』など
高価な本を購い、書店主と語り合う。
村人が決して実用的でない知識を求めるのはなぜなのか。
徐々に彼らが知識を、特に古代や朝廷を研究する「国学」を求める
理由が分かってくる。

江戸時代の豊かさは村にこそ在り、と
考える著者が、本を行商する本屋を語り部にして
本を愛し知識を欲し人生を謳歌する
人びとの生き生きとした暮らしぶりを描いた中編集。

本売る日々/鬼に喰われた女/初めての開板

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