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共和国における動物~フランス革命と動物の権利の起源 1789-1802年~(叢書・ウニベルシタス 1183)
ピエール・セルナ
著
楠田 悠貴,
三澤 慶展,
山本 佳生
翻訳
発行年月 |
2025年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
9p,225p,32p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学 |
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ISBN |
9784588011832 |
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商品コード |
1040276167 |
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NDC分類 |
480.9 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年07月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040276167 |
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著者紹介
ピエール・セルナ(著者):ピエール・セルナ(Pierre SERNA) 1963年南仏カストル生まれ。パリ第一大学パンテオン=ソルボンヌ校教授。フランス革命史研究所元所長であり、現在、国際フランス革命史委員会委員長、フランス大学学士院(IUF)のシニア・メンバー、ならびに東京大学付属東京カレッジの客員教授。故ミシェル・ヴォヴェルの指導下で書いたパリ第一大学博士論文(Antonelle. Aristocrate révolutionnaire. 1747–1817, Paris, Félin, 1997)でプロヴァンス歴史大賞を受賞。多くの著書・編著書があるが、主著に「極中道extrême centre」という新たな観点で革命期・帝政期を分析したLa République des girouettes. 1789–1815 et au-delà. Une anomalie politique française, la France de l’extrême centre (Seyssel, Champ Vallon, 2005)がある。
楠田 悠貴(翻訳):楠田 悠貴(クスダ ユウキ) 1990年岡山県生まれ。立命館大学嘱託講師。東京大学大学院修士課程を修了後、フランス社会科学高等研究院修士課程、パリ第一大学大学院博士課程に留学。日本学術振興会特別研究員、日仏財団訪問研究員、大阪公立大学研究員等を経て現職。専門はフランス革命期・ナポレオン統治期の政治史、政治文化史。主な論文:「ルイ16世裁判再考」(山﨑耕一・松浦義弘編『東アジアから見たフランス革命』風間書房所収)、訳書:M.ラポート『ナポレオン戦争』(白水社)ほか。
三澤 慶展(翻訳):三澤 慶展(ミサワ ヨシノブ) 1991年静岡県生まれ。パリ在住の翻訳家。パリ第三大学ソルボンヌ=ヌーヴェル校大学院通訳翻訳高等学院(ESIT)講師。フランス政府給費留学生として同校に留学し、翻訳科修士号を取得。2016年から独立行政法人や国際機関の翻訳など、フランス語、英語、日本語の実務翻訳家として活動している。
山本 佳生(翻訳):山本 佳生(ヤマモト ヨシオ) 1993年大阪府生まれ。パリ第三大学ソルボンヌ・ヌーヴェル博士課程修了。博士(文学)。早稲田大学および武蔵野美術大学非常勤講師。専門はM.ド・モンテーニュ『エセー』とルネサンス期のレトリック。主な論文:「モンテーニュにおける説得の技法」(『関西フランス語フランス文学』第30号)。共訳書:R.メサック『探偵小説の考古学』(国書刊行会)ほか。
内容
恐怖政治の記憶がいまだ鮮明な1802年、パリの国立学士院が人間と動物の関係をめぐる懸賞論文を募集した。革命のなか社会階級間の血みどろの暴力を体験した人々は、人権や平等という共和政の理念を受け入れると同時に、人間よりも「下級の」存在たる動物への虐待や肉食については何を語り、応募論文にどんな政治・宗教思想を託したか。今日の動物の権利やエコロジー思想の起源に遡る歴史学の挑戦。