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新刊 書評掲載
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至上の幸福をつかさどる家(アジア文芸ライブラリー)

アルンダティ・ロイ  著

パロミタ 友美  翻訳
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価格 \4,180(税込)         

発行年月 2025年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 497p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784393455081
商品コード 1040302395
NDC分類 933.7
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2025年06月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2025/06/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040302395

著者紹介

アルンダティ・ロイ(著者):Arundhati Roy

1961年、インド・メーガーラヤ州出身、ケーララ州で育つ。デリーで建築学を学び、都市計画機関で働いた後、1997年のデビュー作『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞。社会活動家として世界的に注目される論客の一人。
邦訳に『わたしの愛したインド』(2000年、築地書館)、『帝国を壊すために:戦争と正義をめぐるエッセイ』(2003年、岩波新書)『誇りと抵抗:権力政治を葬る道のり』(2004年、集英社新書)、『民主主義のあとに生き残るものは』(2012年、岩波書店)『ゲリラと森を行く』(2013年、以文社)。
パロミタ 友美(翻訳):詩人、翻訳者、バウル行者。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒業。サンスクリット語、言語学を学ぶ。2013年、世界的に著名なバウル行者の一人、パルバティ・バウルと出会い、師事。日印を行き来しながら公演・制作・展示活動等を行う。訳書にウィリアム・ダルリンプル著『9つの人生:現代インドの聖なるものを求めて』(2022年、集英社新書)、パルバティ・バウル著『大いなる魂のうた:インド遊行の吟遊詩人バウルの世界』(2018年、バウルの響き制作実行委員会)。

内容

荒廃した墓場に家を建てて住み始めたヒジュラーのアンジュム。家はやがてゲストハウスとなり、そこでは著者の幻影とも思われるティロー、そのパートナーのムーサーなど、様々な傷を抱えた人々の人生が交錯する……。首都の抗議運動やカシミールでの紛争など、現代インド史の出来事を寓話的に織り交ぜ、凝り固まった世界の周縁で生きる人々の姿を詩情あふれる文章で描く。『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞した著者による20年ぶりの新作長編小説。(解説:拓 徹)
(Arundhati Roy, The Ministry of Utmost Happinessの邦訳)

たった一冊の本に、これほど多くの苦悩、喜び、愛、戦争、死、生、そして人間らしさが詰まっている。何度も人生を歩んだような気分になる一冊。――アニータ・フェリチェリ(『L.A. リビュー・オブ・ブックス』)

愛の描写には映画のような雰囲気があり、真の哀愁と深い感情を伴っている。〔…〕ロイの才能は大きな叙事詩ではなく、個人的なものに対する感性にある。詩的な描写、そして愛と帰属という複雑な方程式を巧みに描き出す能力に長けているのだ。――ミチコ・カクタニ(『ニューヨーク・タイムズ』)

過去20年間のインドを描いたこの親密な叙事詩は見事だ。政治的でありながら説教臭さはなく、感情に満ちつつも皮肉を帯び、詩的でありながら精緻な筆致が光る――『テレグラフ』

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