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ザ・シークレット・ナンバーズ~数学の世界の知られざる先駆者たち~
北川 ケイト,
ティモシー・レヴェル
著
番 由美子
翻訳
発行年月 |
2025年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
353p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/数学/数学一般・その他 |
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ISBN |
9784041119624 |
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商品コード |
1040384985 |
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NDC分類 |
410.2 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年08月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040384985 |
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著者紹介
北川 ケイト(著者):歴史学者、宇宙教育スペシャリスト。福岡県出身。カナダのブリティッシュコロンビア大学で数学と生命科学を学び、プリンストン大学で歴史学の博士号を取得。ハーバード大学で歴史を教え、ケンブリッジ大学ウォルフソンカレッジ、マックス・プランク数学研究所などで数学史の研究を進め、南アフリカにも赴任。2022年度からJAXA宇宙教育センター長、J24年度はAXAにて副理事長付アドバイザーを務めた。著書に『ハーバード白熱日本史教室』(新潮新書)、『宇宙はなぜ面白いのか』(ポプラ新書)など。
ティモシー・レヴェル(著者):イギリスの科学ジャーナリスト、元数学者。数学の修士号、コンピュータ・サイエンスの博士号を取得。人間心理と人間関係、仕事とスポーツ、都市とネットワークなど、分野の垣根を越えた様々なトピックを扱い、日々の暮らしの中に気づかれずに存在している有用な数学原理を分かりやすく伝えている。WNYCの「サイエンス・フライデー」をはじめとするラジオ番組やポッドキャストに定期的に出演。現在、科学雑誌『ニュー・サイエンティスト』のエグゼクティブ・エディター。著書に『Man vs. Maths』 (Aurum Press)がある。
番 由美子(翻訳):英語・フランス語翻訳者。訳書に『新訳 レ・ミゼラブル』『新訳 十五少年漂流記』『新訳 海底2万マイル』、「暗号クラブ」シリーズ(以上KADOKAWA)などがある。アメリカ・ニューヨーク州在住。
内容
人種、性別、国籍――
社会的な制約を受けながら
その障壁を打ち砕いた人々の物語
ヨーロッパを中心とした考え方は数学にも及んでおり、これまで、古代ギリシャ以外で生まれたものはすべて「民族数学」として脇に追いやられていた。そのため、論理的に一方向に進んできたと思わせる数学の歴史は、実際ははるかに多様で複雑であり、混とんとしている。著者の二人はこれまで数年がかりで世界各地の数学にまつわる資料を収集。六大陸で数千年にわたって数学分野に貢献したにもかかわらず、見過ごされてきた人々に光を当てることに成功した。知られざる先駆者たちの物語へようこそ。
「数学の歴史を掘り下げれば掘り下げるほど、私たちは事実がいかにゆがめられてきたのかを知り、それに対して何かしなければならないという思いを強めたのである。(中略)数学とはアイデア、つまり着想を起点とし、その着想を結論に導くまでの考え方を生み出す学問である。様々な地域や文化圏によって広げられる思考の多様性(ダイバーシテイ)は、数学において必要不可欠なのだ。(「プロローグ」より)