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語り継がれる田中角栄~昭和の天才政治家の肖像~
大下英治
著
発行年月 |
2025年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
494p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784885922435 |
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商品コード |
1040451370 |
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NDC分類 |
289.1 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年08月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040451370 |
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著者紹介
大下英治(著者):1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、週刊文春の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊文藝春秋に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として独立。以降、政治経済から芸能、犯罪、社会問題まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、『十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊』『美空ひばり・時代を歌う』(以上、新潮社)、『闘争! 角栄学校』(講談社)など五〇〇冊以上にのぼる。
近著に『小泉純一郎と安倍晋三 超カリスマの長期政権』『ダイエー中内㓛とダイソー矢野博丈 流通革命の旗手』『「政権奪取」 小沢一郎、三度目の挑戦』(以上、東峰書房)、『週刊文春 トップ屋魂』(清談社Publico)、『任侠映画伝説 高倉健と鶴田浩二(上・下)』『自民党大乱』(さくら舎)、『安藤昇 侠気と弾丸の全生涯』(宝島社)、『高市早苗 愛国とロック』(飛鳥新社)がある。
内容
宰相の椅子をめがけて駆け上がっていくまでの栄光の道のりと、その後、さまざまな疑惑が吹き出して裁判の被告人となり、そして「闇将軍」として復権を狙い、永田町に君臨しつづけたあげくに、竹下登や金丸信らに独立され、失意のうちに病に倒れるという人生は、多くの日本人をいまだに惹きつけてやまない。
ロッキード事件で被告人となり、金権政治の権化とマスコミから批判された田中が、その一方で「昭和の豊臣秀吉」、「今太閤」などと称され、庶民出身の宰相として愛されつづけたのには、一度接した人がすべてファンになると言われるほど、大きな魅力を備えた人間通だったからであろう。(中略)
なぜ、人々がいまも田中角栄の人生に興味を持ちつづけるのか。
わたしは、ある意味で、田中角栄が活躍した「昭和」が人々の記憶のなかで、はるか昔になり、ひとつの歴史になってきたからだと思っている。(本書「あとがき」より)
田中角栄について、石破茂は「魔人」と敬畏し、大平正芳は「霊能師」と慄き、石原慎太郎は「天才」と讃えた。
なぜ、田中角栄はこれほど大きな存在なのか──昭和という時代を突き動かした「オヤジさん」と呼ばれる最後の政治家の、成功と挫折をたどる一代記。