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近親性交~語られざる家族の闇~(小学館新書 493)
阿部 恭子
著
発行年月 |
2025年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
253p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会問題・社会運動 |
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ISBN |
9784098254934 |
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商品コード |
1040464395 |
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NDC分類 |
368.64 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年07月1週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2025/06/28 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040464395 |
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内容
大反響3刷!家庭は本当に安全な場所なのか
社会学者・橋爪大三郎氏大絶賛!
「家族の暗部を明るみに出す、勇気ある書物だ」
阿部恭子さんは2008年、日本初の加害者家族の支援団体を立ち上げた。24時間電話相談を受け付け、転居の相談や裁判への同行など彼らに寄り添う活動を続け、これまでに受けた相談は3000件以上に及ぶ。
対話を重ね心を開いた加害者家族が打ち明けた近親性交の具体的な実例と、そこから見えてきた家族の闇について綴った渾身の一冊。
「私は父が好きだったんです。好きな人と愛し合うことがそんなにいけないことなのでしょうか」(第一章「父という権力」より)
「母が出産しました。僕の子供です……」(第二章「母という暴力」より)
「この子は愛し合ってできた子なんで、誰に何を言われようと、この子のことだけは守り通したいと思っています」(第三章「長男という呪い」より)
果たして家庭は安全な場所なのか――声なき声をすくい上げ、家族の罪と罰をつまびらかにする。
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本書は、アクセシビリティに配慮した本です。視覚障害・肢体不自由などの理由で必要とされる方に、本書のテキストデータを提供いたします。本書巻末よりお申し込みください。
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【編集担当からのおすすめ情報】
社会的弱者や少数者をすくい上げる活動を続け、これまで『息子が人を殺しました』(幻冬舎)や『高学歴難民』(講談社)などを執筆してきた筆者が今、届けたいと渾身の力を振り絞って綴った最新作です。
「近親性交」というタイトルにギョッとさせられるかもしれませんが、そうした性の問題から目を背け続けてきたことが、令和になっても家族間における性交がなくならない理由のひとつなのかもしれません。読んでいただければ、決して他人事ではないと思っていただけるはずです。
阿部さんは取材や講演会で必ず「まずはこういう人たちがいることを知ってほしい」と語ります。あなたも本書を手に取って「知る」ことから始めてみませんか。