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レジリエンスは身につけられるか~個人差に応じた心のサポートのために~ 新版
平野 真理
著
発行年月 |
2025年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
9p,207p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/心理学史・心理学理論 |
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ISBN |
9784130111539 |
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商品コード |
1040471836 |
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NDC分類 |
146 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年10月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040471836 |
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著者紹介
平野 真理(著者):お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授
2013年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京大学特任助教、東京家政大学専任講師を経て2022年より現職。臨床心理士、公認心理師。専門は臨床心理学。著書に『自分らしいレジリエンスに気づくワーク』(金子書房、2023年)、『レジリエンスの心理学』(共編、金子書房、2022年)など。
内容
傷つきから立ち直る力を資質・獲得という観点から整理。尺度を作成してレジリエンス要因には個人差があることを明らかにし、資質的要因の少ない人が後天的にレジリエンスを高めるための臨床的サポートのあり方を模索する。二次元レジリエンス尺度を用いた研究のレビューを増補。
【第1章 レジリエンスという「心の強さ」より】
もう一つの「心の強さ」が,傷ついても回復する力,すなわちレジリエンスである。この「心の強さ」は,一つ目の強さのように「弱さ」と同じ軸の対極にあるものではない。なぜなら,ストレスに対して傷ついたり,落ち込んでしまう「弱さ」を持っていても,その後立ち直り,前に進んでいける人がいるからである。傷ついても,そこから立ち上がることのできる力がレジリエンスであり,それは「傷つかない」力とは少し異なる。つまり,このレジリエンスは,たとえ「弱さ」を持っていても,同時に持つことができる強さであると捉えられる。