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ファイナンスの世界史~金融技術と金融ビジネスの歩み~
大村敬一
著
発行年月 |
2025年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
421p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/金融 |
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ISBN |
9784296124190 |
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商品コード |
1040508954 |
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NDC分類 |
338.2 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年08月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040508954 |
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著者紹介
大村敬一(著者):1949年横浜市に生まれる。慶應義塾大学商学部卒業。日本生命保険相互会社、全国銀行協会連合会を経て、慶應義塾大学経済学研究科博士課程修了。経済学博士(法政大学)。法政大学経済学部助手、同助教授、同教授、早稲田大学商学部教授、内閣府(経済財政)官房審議官、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、同研究科長、同大学院経営管理研究科教授などを経て現在に至る。この間、マサチューセッツ工科大学スローンスクール客員研究員(日米友好基金)、ミシガン大学ビジネススクール客員研究員、証券アナリスト試験委員・カリキュラム委員長、財務総合政策研究所特別研究官(旧大蔵省財政金融研究所、公認会計士試験委員、日本ファイナンス学会会長、日本リアルオプション学会会長、ニューヨーク大学大学院スターンスクール客員研究員。内閣府経済総合研究所「経済分析」編集委員などを歴任。
内容
【金融イノベーションの光と影を歴史的に解明】
十字軍遠征、大航海時代の資金調達から始まったお金を回す仕組みは、交易ルートの開拓とともに進化、大規模化していった。それが、君主による私的ファイナンスから国家によるファイナンス(財政)へと国家運営の手段となり、南海会社バブル、異端児ジョン・ローを生み出した。そして産業革命によってファイナンスの巨額化が生じ、その要請に応えるべく近代株式会社が成立。資本と経営の分離が生じた。またコーヒーハウスから発祥した証券取引所は、次第に組織化され、流通市場も拡大し、コーポレートファイナンスの拠点として成長していく。そして、ニューヨークは産業革命後の勢いが陰るロンドンに代わってファイナンス拠点に成長していく。様々なリスクを回避すべく誕生した金融エンジニアリングはリスクの発見から創造へと暴走を始めるようになり、ブラックマンデー、サブプライム・リーマンショックを招く。経済発展の縁の下の力持ちとして成長・進化していったファイナンスが、先進国を破滅の淵に追い詰めるまでを様々なエピソードを交えて興味深く解説する。