内容
欧州の大学1年次に学習する幾何学の事項を、歴史の流れに沿ってまとめた教科書”Geometry by Its History”の翻訳書。翻訳に際して、原書第I部 (1〜5章)、および各章末演習問題の解答を上巻、第II部(6〜11章) と章末演習問題の解答は下巻とした。上巻で取り上げる第I部「古典幾何学」は、古代ギリシャ人が幾何学を創造してきた歩みにならい、実用的な測量に活きたタレス、ピュタゴラス学派、プラトンあたりの幾何学に始まり、ギリシャ期の最後の偉大な創造である平面三角法と球面三角法、そして人類の夢の一つである天体の運動の理解までを豊富な実例とともに解説する。また、2000年を越える幾何学史中に含まれる近現代数学者・物理学者による美しい結果も含まれており、たんなる歴史書にとどまらず、楽しく読める一冊。