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ワーキングメモリと人間の知性(阪大リーブル 79)
苧阪満里子,
齊藤 智,
坪見博之,
源 健宏 ,
苧阪直行
著
発行年月 |
2025年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,206p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/実験心理 |
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ISBN |
9784872596496 |
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商品コード |
1040548717 |
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NDC分類 |
141.34 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2025年07月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040548717 |
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著者紹介
苧阪満里子(著者):1979年 京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得修了。教育学博士(京都大学)。大阪大学名誉教授、大阪大学先導的学際研究機構共生知能システム研究センター招へい教授。
齊藤 智(著者):1996年 京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。京都大学大学院教育学研究科教授。
坪見博之(著者):2006年 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。富山大学人文科学系准教授。
源 健宏 (著者):2011年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。島根大学人間科学部准教授。
苧阪直行(著者):1976年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(京都大学)。京都大学名誉教授、日本学士院会員。
内容
買い物に行く途中で知人に会っておしゃべりをしていたら、何を買いに行くつもりだったか忘れてしまった―
以前は同時進行で手早く何品も料理をつくることができていたのに、最近なんだか段取りが悪くなってしまった―
上司から突然頼まれた急ぎの仕事を済ませて自分のデスクに戻ったら、それまで何をしていたのだったかわからなくなってしまった―
こんな経験はないだろうか。日常生活は、目標とする行動のために必要なことがらをわずかな間だけ覚えておかなければならない場面がたくさんある。そこで力を発揮しているのがワーキングメモリ、いわば人間の知性の要なのだ。ワーキングメモリには厳しい容量制約があり、個人差もある。こうした特徴が、現代の若者の多くに認められる読解力の低下や高齢者の認知能力の低下によるもの忘れを引き起こしている。私たちの生活に大きな影響を及ぼすワーキングメモリの仕組みと働きを解き明かし、ワーキングメモリのトレーニングの効果、知能や遺伝的要因との関係について、最新の知見を紹介する。人間の生成記憶であるワーキングメモリが担う知性と生成AIの違いについても解説する。