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回想のイスラーム~1832-1845~

レオン・ロッシュ  著

杉田 英明  編
矢田部 厚彦  翻訳
在庫状況 有り  僅少 お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \17,600(税込)         

発行年月 2025年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 26p,1141p,110p,58p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784588495236
商品コード 1040580360
NDC分類 289.3
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2025年09月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040580360

著者紹介

レオン・ロッシュ(著者):レオン・ロッシュ (Léon Roches)
1809年、フランス南東部の町グルノーブル出身。1832年、22歳のときフランス侵攻から2年後のアルジェリアに渡ってアラビア語を学習し、同地で宣誓通訳官の資格で従軍。対仏抗争の英雄アブデルカーデルとの休戦協定成立後の37年、ムスリムとして単身その陣営へ赴き主君の厚い信頼を得るが、2年後の休戦破綻時に仏陣営に復帰、ビュジョー将軍の下で再び多くの重要な遠征に参加し、軍通訳官の業務の範囲を越えた貢献をする。その後密命を帯びて再度ムスリムを装い、エジプトをはじめイスラーム世界各地を遍歴、ローマでの回心体験を経て42年アルジェ帰任。45年、モロッコとアルジェリアの国境劃定交渉への関与を契機に外交畑への転身を決意し、翌年タンジェのモロッコ総領事館の書記官、49年駐トリエステ一等領事、52年駐トリポリ総領事、55年駐チュニス総領事を歴任、63年駐江戸総領事兼代理公使に任命されて翌年来日。在任中の4年間は徳川幕府を支援してフランス勢力の拡充に努め、倒幕派や薩長勢力を支持したイギリス公使パークスと激しく対立した。68年全権公使に昇格、休職扱いと…
杉田 英明(編者):杉田 英明(スギタ ヒデアキ)
1956年東京出身。比較文学比較文化・中東地域文化研究専攻。東京大学名誉教授。
著書=『事物の声 絵画の詩──アラブ・ペルシア文学とイスラム美術』(平凡社、1993年)、『日本人の中東発見──逆遠近法のなかの比較文化史』(東京大学出版会、1995年)、『葡萄樹の見える回廊──中東・地中海文化と東西交渉』(岩波書店、2002年)、『アラビアン・ナイトと日本人』(同、2012年)
編著書=『前嶋信次著作選』全4巻(平凡社東洋文庫、2000–2001年)
訳書=E.W.サイード『パレスチナ問題』(みすず書房、2004年)
矢田部 厚彦(翻訳):矢田部 厚彦(ヤタベ アツヒコ)
1929年東京出身。1951年度外交官領事官採用試験合格、1952年東京大学法学部(旧制)中退、外務省入省。1981–83年駐ヴェトナム大使、1987–89年駐オーストリア大使、1990–92年駐ベルギー大使を歴任し、1992–94年の駐フランス大使を最後に退官。2024年4月逝去。
著書=『核兵器不拡散条約論──核の選択をめぐって』(有信堂、1971年)、『ある大使の生活と意見──ハノイにて』(読売新聞社、1984年)、『宰相ミシェル・ド・ロピタルの生涯──あるルネサンス政治家と良心の自由』(同、1985年)、小説『贋十日物語──遍歴奇譚』(スリーエーネットワーク、1994年、筆名・綾部克人)、『ヴェトナムの時』(同、1995年)、『東西遊記』(鳥影社、2001年)、『職業としての外交官』(文春新書、2002年)、『日本外交とは何か──その歴史と精神』(平凡社、2005年)、『敗北の外交官ロッシュ──イスラーム世界と幕末江戸をめぐる夢』(白水社、2014年)、掌説『ユッコちゃんとモンキアゲハ──昭和十二年夏の想い出』(牧歌舎…

内容

幕末史に名を残すフランスの外交官ロッシュ(1809‒1900)は、駐日公使着任以前、北アフリカのイスラーム世界を遍歴し、波瀾万丈の活動に従事していた。アルジェリア植民地の征服過程で、アラビア語に堪能な通訳として自身ムスリムを装い、対仏戦争の英雄アブデルカーデルの信頼を得たのちにやがて袂を分かった激動の年月を回想した自伝。批判的校訂を経た驚異の日本語全訳、詳細な解題・資料付。

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