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令和ファシズム論~極端へと逃走するこの国で~
井手 英策
著
発行年月 |
2025年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
359p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論 |
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ISBN |
9784480864864 |
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商品コード |
1040739204 |
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NDC分類 |
311.8 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年09月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1040739204 |
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著者紹介
井手 英策(著者):井手 英策(いで・えいさく):1972年、久留米市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。日本銀行金融研究所、東北学院大学、横浜国立大学を経て現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政社会学。著書に『ベーシックサービス――「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会』(小学館新書)、『幸福の増税論――財政はだれのために』(岩波新書)、『欲望の経済を終わらせる』(インターナショナル新書)、『ふつうに生きるって何?――小学生の僕が考えたみんなの幸せ』(毎日新聞出版)、『18歳からの格差論――日本に本当に必要なもの』(東洋経済新報社)など、共著に『ソーシャルワーカー――「身近」を革命する人たち』(ちくま新書)、『分断社会を終わらせる――「だれもが受益者」という財政戦略』(筑摩選書)など。2015年大佛次郎論壇賞、2016年慶応義塾賞をそれぞれ受賞。
内容
生活苦にあえぎ、〈ぼんやりとした不安〉におそわれる私たち。
シンプルで極端な主張をSNSなどでくり広げ、
人びとを煽り立てる〈身近な指導者〉たち。
社会が分断され、民主主義が衰弱するなか、
肯定的未来への道を切りひらく入魂の書!
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令和の日本社会をおおう〈ぼんやりとした不安〉。その輪郭を描き出すべく、
「ファシズム前夜」を経験した、かつての日本とドイツに光を当て、
両国がファシズムに屈した背景を、財政史という観点から分析。
そこで得た基準をもちいて、現代日本の危機的状況を浮かび上がらせていく。
多くの人が生活不安をかかえるなか、「人気取り」の政策案が打ち出され、
「極端」な議論を展開する〈小さな権威主義〉が力を得ていく──。
居場所を追われる「自由と民主主義」をまもるための立脚点を探求し、
肯定的未来への道を切りひらく渾身の書!