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グリーフケアとアウトリーチ~かなしみを受け入れて生きていくということ~
金田諦慶,
本郷由美子
著
発行年月 |
2025年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
237p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/臨床心理・精神療法 |
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ISBN |
9784910818306 |
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商品コード |
1041203203 |
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NDC分類 |
146.8 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2025年11月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1041203203 |
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著者紹介
金田諦慶(著者):1956年4月12日、宮城県栗原市生まれ。駒澤大学仏教学部卒業。同大学院修士課程修了。曹洞宗通大寺住職。日本臨床宗教師会副会長。東北大学大学院実践宗教学寄附講座運営委員長。日本スピリチュアルケア学会会員。移動傾聴喫茶「カフェ・デ・モンク」主宰。
東日本大震災で突然に家族を失い、職業を失い、街を失った被災者の心のケアにあたる。自らも被災したが、「否定せず、遮らず、拒まず」をモットーに移動傾聴喫茶「カフェ・デ・モンク」を主宰し被災者の心の支えとなった活動は広く注目された。現在は移動傾聴喫茶のほか通大寺内に常設の「カフェ・デ・モンク」を設置。悩みを持つ人に寄り添う活動を展開している。
著書に『傾聴のコツ 話を「否定せず、遮らず、拒まず」』(三笠書房)、『東日本大震災 3.11生と死のはざまで』(春秋社)がある。
本郷由美子(著者):「グリーフパートナー歩み」「下町グリーフサポート響和国」「グリ-フケアライブラリー ひこばえ」代表。社会福祉士。
1995年、阪神淡路大震災で被災し大阪池田市に転居。2001年に大阪教育大学附属池田小児童殺傷事件で、当時小学校2年生だった愛娘を亡くす。翌年グリーフケアと出会い、心のケア活動を開始。2005年に精神対話士の資格取得。その後、上智大学グリーフケア研究所で3年間学び、2014年日本スピリチュアルケア学会スピリチュアルケア師(専門)認定を受けた。
現在は、事件や事故の被害者、被災者、身近な人を亡くした人、終末期を迎えている人、障がいを持つ人たちなど、多様な悲しみに寄り添う活動のほか、グリーフケアを広める講演、命の重さを伝える講演や授業を行っている。
著書に『虹とひまわりの娘』(講談社)、『かなしみとともに生きる~悲しみのグラデーション~』(主婦の友社)がある。
内容
大切な人や身近な存在を亡くし、深い哀しみの中で苦しむ人にどう向き合うべきか。東日本大震災を経験した金田氏と、池田小児童殺傷事件で突然に愛娘を失った本郷氏が、自らの体験を通してグリーフケアの本質を語り合う。
「グリーフケア」を検索すると、いくつもの講座がヒットし、中には「初級」「中級」「上級」のようなコースを紹介している団体もあります。しかし本来「悲しみに寄り添う」ことに初級も上級もないはずです。本書の著者2人は、自身が深いグリーフの経験者で、自分と同じような人を救いたいという切実で純粋な動機でグリーフケアの道を歩み始めました。本書では、その2人がグリーフケアについて語ります。グリーフケアとは何なのか。きっと本当のグリーフケアを理解できると思います。