丸善のおすすめ度
リミタリアニズム~財産上限主義の可能性~
イングリッド・ロベインス
著
田中 恵理香
翻訳
玉手 慎太郎
監修
発行年月 |
2025年09月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
384p,40p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想 |
---|
|
|
ISBN |
9784794227867 |
---|
|
商品コード |
1041245689 |
---|
NDC分類 |
331.1 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2025年10月3週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1041245689 |
---|
著者紹介
イングリッド・ロベインス(著者):イングリッド・ロベインス(Ingrid Robeyns)
哲学者、経済学者。ユトレヒト大学倫理研究所教授。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの社会的排除分析センターの客員教授も務める。2018年、オランダ王立芸術科学アカデミーの会員に選出。2021年、ウィーンのFLAX財団から不平等研究とフェミニズムに関する功績を称えられ、エマ・ゴールドマン賞を受賞。
田中 恵理香(翻訳):田中 恵理香(たなか・えりか)
東京外国語大学英米語学科卒、ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士課程修了。訳書に、『「失われた30年」に誰がした:日本経済の分岐点』(早川書房)、『女性はなぜ男性より貧しいのか?』『RITUAL(リチュアル):人類を幸福に導く「最古の科学」』(ともに晶文社)、『むずかしい女性が変えてきた――あたらしいフェミニズム史』(みすず書房)、『巨大企業17社とグローバル・パワー・エリート 資本主義最強の389』(パンローリング)などがある。
玉手 慎太郎(監修):玉手 慎太郎(たまて・しんたろう)
東北大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。東京大学医学部特任研究員などを経て、2021年より学習院大学法学部政治学科教授。専門は倫理学・政治哲学。主な著書として、『ジョン・ロールズ:誰もが「生きづらくない社会」へ』(講談社現代新書、2024年)、『公衆衛生の倫理学:国家は健康にどこまで介入すべきか』(筑摩書房、2022年)がある。
内容
誰も1000万ドル以上持つべきではない!
スーパーリッチが世界を蹂躙する現実に待ったをかける、大胆にして新しい政治哲学の登場。
◆トマ・ピケティ(『21世紀の資本』)、ケイト・ラワース(『ドーナツ経済学が世界を救う』)ほか絶賛◆
「個人の財産に上限をもうける」という驚くべき提案が、世界を救う!気鋭の経済学者が、超富裕層が民主主義を歪め、環境を悪化させ、不平等を拡大している実態を指摘し、超富裕層が「存在しない」世界が、いかに理想的な社会を生み出すかを力説する。資本主義、新自由主義への再考を促し、民主主義の根幹を見つめなおすように迫る、ラディカルな1冊!
解説:玉手慎太郎
「この画期的な本は、緻密な論理と説得力のある個々人の物語を組み合わせ、超富裕層から極度の怒りを抱えた人まで、あらゆる人々を現代の最も重要な公共の議論の一つに巻き込む」—ケイト・ ラワース (『ドーナツ経済学が世界を救う 』著者)
「リミタリアニズム——個人が独占できる資源に上限を設定すべきだという主張——についての強力な主張だ。必読の書!」—トマ・ピケティ(『21世紀の資本』著者)
「今こそ、『お金がありすぎるということはあり得るのだろうか?』という問い、そしてそれに伴う『では、私たちはどうすればよいのか?』という問いを、誰かが問いかける時です」 アビゲイル・ディズニー(映画監督、慈善家、活動家)
「富の蓄積に上限を設けることについての、最も説得力のある論拠の一つだ。スーパーリッチ自身すら、ゴールラインを示されれば喜ぶのでは!」リチャード・ウィルキンソン(『格差は心を壊す』共著者)