内容
限られた環境のなかで私たちの繁栄を持続可能なものとするためには、人間の活動により生産された化学物質を安全に制御し、生態系との調和を図ることが不可欠である。環境毒性学とは、そのための知恵と方策を探求する学問である。本書は日本環境毒性学会が総力をあげて、環境問題に密接に結びついている環境毒性学について、その理論から化学物質の生態系影響に関する評価や試験法、法令に基づく管理まで、幅広い知見を体系的にまとめ、わかりやすく解説する。現在の化学物質や農薬がどのように使われているのか、なぜ環境汚染が起こるのか、どうすれば現在の汚染問題を解決できるのか、新たな対策を講じる材料やヒントが各所に散りばめられている。環境毒性学の分野に足を踏み入れた学生はもちろん、化学物質の製造・安全管理に携わる現場・企業、行政、研究者にとって必須の知見を集めた必読書。業務担当者の基礎知識のボトムアップにも最適である。