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新刊 書評掲載
丸善のおすすめ度

撮るあなたを撮るわたしを~自撮りとスクショの写真論~

大山 顕  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,650(税込)         
発行年月 2024年07月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 247p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/写真
ISBN 9784065333495
商品コード 1038824656
NDC分類 740.4
基本件名 写真
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年09月1週
書評掲載誌 産経新聞 2024/08/11
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038824656

著者紹介

大山 顕(著者):写真家/ライター。1972年生まれ。工業地域を遊び場として育つ。千葉大学工学部卒業後、松下電器株式会社(現Panasonic)に入社。シンクタンク部門に10年間勤めた後、写真家として独立。出版、イベント主催なども行っている。2023年『新写真論 スマホと顔』にて日本写真協会賞学芸賞を受賞。他の著書に『工場萌え』(石井哲との共著)『団地の見究』『ショッピングモールから考える』(東浩紀との共著)『立体交差』『モールの想像力:ショッピングモールはユートピアか』など。

内容

気づけは猫の写真ばかり撮ってしまうのは、なぜ?

高性能化するスマホのカメラ、SNS、生成AIの登場。
まったく新しい視点を私たちに授け、
存在そのものも変化し続ける
「写真」とはそもそも何なのだろうか。


はじめに ”自撮り猫”の登場前夜に

第1章 戦争と疫病の写真
 自撮りをするゼレンスキーと、しないプーチン
 コロナと顔をめぐる写真論
 年賀状写真とオンラインミーティングの顔
 戦前・戦争写真のカラー化は何を見えなくしたのか

第2章 スクショと四人称のリアル
 写真はスクショに「戻った」
 スマホ越し写真と四人称のリアル
 カメラと祈りの方角

第3章 顔と自撮り 
 顔のランドスケープ 一八世紀のスマートフォン
 月食とポートレイト
 触角と視覚、前後と左右

第4章 スマホ画面と写真の原理
 「プレビュー」の誕生と消滅
 手のひらと移動する写真
 写真はなぜ四角いのか
 生成AI・プロパティ化する顔写真

おわりに カメラの想像力