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当事者研究~等身大の〈わたし〉の発見と回復~

熊谷 晋一郎  著

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価格 \2,970(税込)         
発行年月 2020年07月
出版社/提供元
岩波書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 10p,217p,43p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/社会保障・社会福祉・社会政策 /社会保障・社会福祉・社会政策
ISBN 9784000063371
商品コード 1031808579
NDC分類 369.28
基本件名 自閉症
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年08月5週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/10/17
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031808579

著者紹介

熊谷 晋一郎(著者):熊谷晋一郎(くまがや しんいちろう)
1977年生まれ。新生児仮死の後遺症で脳性まひになる。高校までリハビリ漬けの生活を送り、歩行至上主義のリハビリに違和感を覚える。中学1年時より電動車椅子ユーザーとなる。高校時代に身体障害者の先輩との出会いを通じて自立生活運動の理念と実践について学び、背中を押されて大学時代より一人暮らしを始める。大学時代に出会った同世代の聴覚障害学生の運動に深く共鳴する。「見えやすい障害」をもつ自分への「排除型差別」とは異なる、「見えにくい障害」に対する「同化型差別」の根深さを知る。東京大学医学部医学科卒業後、千葉西総合病院小児科、埼玉医科大学病院小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現在、東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。東京大学バリアフリー支援室長。専門は小児科学、当事者研究。主な著作に、『リハビリの夜』(医学書院、第9回新潮ドキュメント賞)、『つながりの作法』(共著、NHK出版)、『ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」』(共著、青土社)など。

内容

当事者研究とは、自分と似た仲間との共同研究を通じて、等身大の〈わたし〉を発見すること、そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて、回復へと導く実践である。当事者研究の誕生の背景と方法論を紹介し、自閉スペクトラム症研究を例に、知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告する。

目次