経済地理学事典
内容
目次
第I部 理論、方法、基礎概念 経済地理学/【方法論】環境決定論と環境可能論(環境と経済地理学)/経済地域と地域経済/地域的不均等/中心・周辺論/「計量革命」と経済地理学/地域科学/地域構造論/構造的アプローチと空間的分業/ハーヴェイと空間論/ルフェーブルと「空間の生産」/社会―空間弁証法/経済過程の統合様式―カール・ポランニー/労働の経済地理学/空間経済学/関係論的アプローチ/【基礎ターム】空間・場所・地域/地理的距離と認知的距離/空間スケールの重層性/建造環境/文化の経済地理学/知識の経済地理学/技術の経済地理学/情報の経済地理学/制度の経済地理学/【立地と集積】立地論と地代論/チューネンの農業立地論/ウェーバーの工業立地論/クリスタラーの中心地論/レッシュの経済地域論/相互依存立地/オフィス立地論/空間価格理論/企業の地理学/立地調整論/産業集積論/マーシャルの集積論と産業地域論/新産業空間と取引費用論/クルーグマンの地理的集中モデル/ポーターの産業クラスター論/地域イノベーション/都市化の経済と都市集積/立地・配分モデル/【地域分析】地域分析/立地集中・分散,特化と多様性(分析)/地域格差の分析/空間的相互作用/近接拡散と階層拡散/近接性(地域分析系)/【論争テーマ】/フレキシビリティ/資本主義の多様性論と経済地理学/資本主義の変容と経済地理学/コンヴァンシオン理論と経済地理学/ネットワークと経済地理学/進化経済学と経済地理学/中小企業研究と経済地理学―アプローチを中心に/地域研究と経済地理学/地理教育と経済地理学/地政学と経済地理学/ジェンダーと経済地理学/エスニシティと経済地理学/コミュニティと経済地理学/多様な経済論と経済地理学 第II部 グローバリゼーションと経済地理学 グローバリゼーションと空間/ローカリゼーションと空間/国際分業とグローバルサプライチェーン/世界システム論―中核・半周辺・周辺/開発経済論と経済地理学/雁行形態論/世界都市論/空間統合と「小さくなる地球」/メガリージョン/多国籍企業論/ヴァーノンのプロダクトライフサイクル/直接投資と間接投資/輸出加工区/海外現地生産/NIEsと輸出指向型工業化/南北問題とサプライチェーン/BRICSと成長のフロンティア/研究開発の国際分業・グローバル化/シリコンバレーと越境する産業集積/ファブレスとファウンドリ/グローバル生産ネットワーク論/資源問題/開発輸入/フェアトレードとエシカル消費/アジア通貨危機/リーマン・ショック/農産物貿易/アグリビジネス/FTAとEPA,TPP/流通のグローバル化/国際的ロジスティクス/観光のグローバル化/金融・サービスのグローバル化 第III部 産業編:経済地理学のアプローチ(1) 農業地理学/主産地形成論/市場開放と国内農業/食管制度と減反/生産主義とポスト生産主義/集落営農の展開と限界/有機農業と環境保全型農業/遺伝子組換え作物(知的財産権・種子)/農業協同組合/農業生産法人/林業地域と林業の地域構造/木材貿易と国産材利用/海洋環境の激変に直面する水産業/資源管理と栽培漁業/内水面漁業の課題/農業・農村と外国人研修・技能実習制度/フードシステム(フードトレーサビリティ)/フード・マイレージ/食料安全保障とフードセキュリティ/風評被害/ローカルフードと地理的表示制度/工業地理学/工業の発展と立地/ホフマンの法則/在来工業と近代工業/フォーディズムとポスト・フォーディズム/地場産業/コンビナート/企業城下町/中小企業と下請制/トヨタ生産方式/基盤的技術産業と機械工業地域/企業内地域間分業と階層的立地/分工場経済/地域労働市場/インキュベーション/OEM・ODM・EMS/工場の国内回帰/日本の鉱業/商業地理学/最寄品・買回品と商圏/商業集積/商店街の類型/需要の所得弾力性とペティの法則/ショッピングセンターの功罪/大店法・大店立地法/ドミナント戦略/流通革命/サービス業の区分/サービス化/プラットフォーム・キャピタリズム/シェアリングエコノミー/コンテンツ産業/メディア産業/文化産業/医療の立地問題/児童福祉施設の立地問題/介護保険関連施設の立地問題/インバウンド観光とオーバーツーリズム/公共交通の縮小/金融の地域構造/女性労働力/非正規雇用/外国人労働力/物流/ハブ・アンド・スポーク/公共施設の立地 第IV部 地域編:経済地理学のアプローチ(2) 【農村と都市をめぐって】農村と都市/人口転換と都市化/周辺地域・縁辺地域/交流人口と関係人口/オルタナティブツーリズム/アグリツーリズム/山岳リゾート/MICE/田園回帰/シリコンアイランド・シリコンロード/【農村を捉える】農村地理学/農業・農村の地域類型/農業集落の諸形態/中山間地域―農山村を捉える/耕作放棄地/【都市を捉える】都市地理学/都市システム/プライメイト・シティ/中枢管理機能と都市の階層性/広域中心都市・地方中枢都市/都市発展モデル/消費と都市/クリエイティブ都市論/【都市内部に分け入る】都市の内部構造/シカゴ学派と同心円構造モデル/ロサンゼルス学派とキノ資本主義/中心市街地/ニュータウン/住宅双六/インナーシティ問題/ジェントリフィケーション/都心回帰/都市のスポンジ化/フードデザート/小商圏/【フィールドワークの技法】農村のフィールドワーク/都市のフィールドワーク/農業地理とフィールドワーク/工業地理とフィールドワーク/商業地理とフィールドワーク 第V部 世界の経済地理 EUの地域構造/EUの地域政策/EUの農業と農村の動向/Brexit/ドイツの地域構造/フランスの地域構造/イタリアの地域構造/第三のイタリア/スペインの地域構造/オーストリアの地域構造/スイスの地域構造/ポーランドの地域構造/旧ソ連と独立国家共同体/旧ソ連の市民生活(ダーチャ)/アメリカの地域構造/サンベルトとラストベルト/カナダの地域構造/中南米と経済危機/エスニシティ・移民/環太平洋パートナーシップ(TPP)と日本農業/日本企業の海外進出/ASEAN(東南アジア諸国連合)/中国の地域構造/中国企業の海外進出と「一帯一路」イニシアティブ/韓国の地域構造/韓国の地域政策/インドの地域構造/インドの農業・農村/バングラデシュの地域構造/フィリピンの地域構造/タイの地域構造/インドネシアの地域構造/インドシナの地域構造/ネパールの地域構造と観光/モンゴルの地域構造と都市住民/中東地域と日本の経済地理学界/サハラ以南アフリカの地域と経済/カカオの生産と流通/南アフリカ共和国の国土地域構造/オセアニアの地域構造/オーストラリアとニュージーランドの地域構造 第VI部 開発と保全をめぐる経済地理学 経済の地域格差/経済基盤説/都市計画と経済地理学/農村計画と経済地理学/まちづくり三法と都市計画/ニューディール政策とTVA/イギリスの地域政策史/国土計画と外来型開発/国土計画と交通ネットワーク/公害問題/太平洋ベルト/日本列島改造論/テクノポリス/内発的発展/成長の極/循環的累積的因果関係論/筑波研究学園都市/地域政策における効率と公正/産業クラスター/国土形成計画法/地域政策と地方創生/挙家離村・限界集落・むらおさめ/東京一極集中/過疎問題と過疎法/一村一品運動/棚田保全の取組み/世界と日本のジオパーク/生態系サービス/農商工連携と6次産業化/農林業の多面的機能/環境政策/日本の資源エネルギー問題/静脈産業とリサイクル/水資源開発とその課題/コモンズ論/自然災害と公害/原子力災害/農村電化史に見るコミュニティ・エネルギー/地域おこし協力隊/まちづくり/地方行財政と平成の大合併/地理情報システム/RESAS/持続可能な開発/立地紛争、迷惑施設の立地/整備新幹線とストロー現象/テレワーク,サテライトオフィス/多自然居住/二層の広域圏/世界の水資源問題/世界の食糧問題/地域と中小企業振興