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散華~紫式部の生涯~<下> 改版(中公文庫 す3-33)

杉本苑子  著

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価格 \1,430(税込)         
発行年月 2023年09月
出版社/提供元
中央公論新社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 498p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784122074170
商品コード 1036513574
NDC分類 913.6
基本件名 紫式部-小説
個人件名 紫式部
書評掲載誌 朝日新聞 2023/11/18
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036513574

著者紹介

杉本苑子(著者):杉本苑子
大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。昭和二十七年より吉川英治に師事する。昭和三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『散華』『悲華水滸伝』などがある。平成二十九(二〇一七)年没。

内容

越前から帰京した小市は長年言い寄られた宣孝とついに結婚するが、夫の裏切りに心は冷えきり、三年にも満たぬうちに死別する。
心にあいた穴を埋められずにいるなか、清少納言や和泉式部の傑作に心打たれた小市は、『源氏物語』執筆を開始。たちまち高い評判を得ると、藤原道長の強い求めに応じて、中宮彰子に出仕する。
数世代にわたる帝をとりまく非情な権力抗争や、人々の無常を肌身に感じつつ物語に昇華させ、源氏物語を完結させた紫式部の生涯を描く。〈解説〉山本淳子