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喜べ、幸いなる魂よ(角川文庫 さ78-7)

佐藤 亜紀  著

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価格 \1,034(税込)         
発行年月 2024年01月
出版社/提供元
KADOKAWA
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 360p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784041137604
商品コード 1037800342
NDC分類 913.6
書評掲載誌 読売新聞 2024/03/17
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037800342

著者紹介

佐藤 亜紀(著者):1962年、新潟に生まれる。1991年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2002年『天使』で芸術選奨新人賞を、2007年刊行『ミノタウロス』は吉川英治文学新人賞を受賞した。著書に『鏡の影』『モンティニーの狼男爵』『雲雀』『激しく、速やかな死』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』『スウィングしなけりゃ意味がない』『黄金列車』などがある。

内容

【第74回読売文学賞(小説賞)受賞作】18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学など独自の研究に取り組み、ヤンの名で著作を発表し始める。ヤンはヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、自立して暮らす彼女には手が届かない。やがてこの小都市にもフランス革命の余波が及ぼうとしていた――。女性であることの不自由をものともせず生きるヤネケと、変わりゆく時代を懸命に泳ぎ渡ろうとするヤン、ふたりの大きな愛の物語。

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