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メディアと帝国~19世紀末アメリカ文化学~
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\4,070(税込)
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発行年月 |
2021年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
366p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/アメリカ・カナダ史 |
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ISBN |
9784909812773 |
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商品コード |
1034126276 |
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NDC分類 |
253.065 |
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基本件名 |
アメリカ合衆国-歴史-19世紀 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年03月1週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034126276 |
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著者紹介
塚田幸光(著者):映画学、表象文化論、アメリカ研究/関西学院大学法学部・大学院言語コミュニケーション文化研究科教授/立教大学大学院博士後期課程満期退学/博士(関西学院大学)/『クロスメディア・ヘミングウェイ アメリカ文化の政治学』(単著、小鳥遊書房、2020年)、『シネマとジェンダー アメリカ映画の性と戦争』(単著、臨川書房、2010年)、『映画とジェンダー/エスニシティ』(編著、ミネルヴァ書房、2019年)、『映画とテクノロジー』(編著、ミネルヴァ書房、2015年)他多数。
内容
19世紀末、それは映像と戦争の世紀への序章であり、
「帝国アメリカ」が目覚める瞬間に他ならない。
「帝国」とは、中心も境界もない権力形態の別名であり、増殖する網状の欲望に他ならない。だが、
今日、アメリカを表象する「メディア」こそが、網状のネットワークを全開する新世代の帝国ではないのか。本書に収めた13編の論考によって、無限に広がるメディア・ネットワークの起点を見つめ、19世紀末アメリカの文化学とその批評的可能性を再考する。
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◉序 メディアと帝国(塚田 幸光)
第I部 アメリカ帝国の明暗(キアロスクーロ)
◉第1章 19世紀転換期アメリカの万博とオリエンタル・ダンス
(宗形 賢二)
◉第2章 ボディビル世紀末:ユージン・サンドゥと帝国の「身体」
(塚田 幸光)
◉第3章 エドウィン・S・ポーターの世紀転換期アメリカ:初期映画と文化ナショナリズムの黎明
(中垣 恒太郎)
◉第4章 帝国崩壊のヴィジョン:『死霊のえじき』と〈スペイン的なもの〉(小原 文衛)
第Ⅱ部 ユートピア/ディストピア世紀末
◉第5章 世紀転換期アメリカにおける支配の欲望:オズ、サンタクロース、ユートピア
(中山 悟視)
◉第6章 イグナティウス・ドネリーと世紀転換期アメリカの終末論的欲望:ディストピア、ポピュリズム、ハルマゲドン
(細谷 等)
第Ⅲ部 多層のアメリカ:絵画、写真、文学
◉第7章 アメリカン・アートの誕生:移民サダキチ・ハートマンと愛国的芸術論
(小笠原 亜衣)
◉第8章 西部表象と帝国主義のポリティクス:19世紀末メディア論に向けて
(小谷 一明)
◉第9章 燃え上がる枠組、消尽する描写:スティーブン・クレインにおける写真的無意識、近接性、死
(髙村 峰生)
◉第10章 逃亡の果ての帝国:エドガー・アラン・ポーの中編小説「ハンス・プファアルの無類の冒険」を再読する
(池末 陽子)
第Ⅳ部 帝国のアーキテクチャ
◉第11章 文化ナショナリズムがかたちを整える時:世紀転換期のアイヴズからハイブラウ表象を追う
(村上 東)
◉第12章 セオドア・ローズヴェルトとマーク・トウェインのアメリカの原理をめぐる闘争:19世紀末アメリカ帝国主義、クロスメディア・バトル、カウンターとしての文学的想像力
(河田 英介)
◉第13章 英国ショップ・オーナーの「居場所」、あるいはグローバル・シティズンシップという夢:消費の帝国アメリカの勃興?
(大田 信良)
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索引