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書評掲載

かげふみ

朽木祥  著

網中いづる  イラスト
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,760(税込)         
発行年月 2023年05月
出版社/提供元
光村図書出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 167p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784813804239
商品コード 1036118794
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2023/07/29
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036118794

著者紹介

朽木祥(著者):広島出身。被爆2世。
デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞受賞。その後『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)で日本児童文芸家協会賞受賞。『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞受賞。『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞、福田清人賞受賞。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。ほかの著書に『引き出しの中の家』(ポプラ社)、『月白青船山』(岩波書店)、『八月の光 失われた声に耳をすませて』(小学館)などがある。
近年では、『光のうつしえ』が英訳刊行され、アメリカでベストブックス2021に選定されるなど、海外での評価も高まっている。
網中いづる(イラスト):アパレル会社勤務の後、独立。主な書籍の装画に『完訳クラシック 赤毛のアン』シリーズ(講談社)、『気付くのが遅すぎて、/酒井順子』(講談社)、新装版『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ(角川書店)、『赤いくつ/角田光代』(フェリシモ)、『ふくはなにからできてるの?/佐藤哲也』(福音館書店)などがある。
1999年ペーター賞、2003年TISコンペ大賞、2007年講談社出版文化賞さしえ賞。大分県立芸術文化短期大学デザイン科非常勤講師。TIS会員。

内容

■内容の紹介■

ぼくはぜったいに忘れないだろう。夏の日に出会ったヒロシマの少女のことを。
1945年8月6日のあの朝と現在とをつなぐ、一人の少女と「ぼく」の物語。

国語教科書(小5、光村図書)に掲載の「たずねびと」も収録。
巻末に、原爆や平和について深く知ることのできる<ヒロシマへの道しるべ>を掲載。

■児童文学作家・あまんきみこさん推薦■
この本は、あなたの前の扉です。
扉をあけて、「澄ちゃん」に出会ってくださいね。
わたしたちひとりひとりの「命」について、考えを深めるきっかけになりますように。

■もくじ■

かげふみ
たずねびと

■コメント■

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、犠牲者の画像や記録を絶え間なくスクリーンに映し出しています。
八月六日のあの朝まで廣島で生きていた人々、一人一人を悼むためです。
物語にも同じことができるかもしれません。
「失われた声」に耳をすませ、かけがえのない「時間」を共に生きることによって。
この物語の少女たちの姿が、どうかあなたの心にいつまでも残りますように。
――朽木祥