KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



書評掲載
丸善のおすすめ度

リヴァイアサン<下>(ちくま学芸文庫 ホ22-3)

トマス・ホッブズ  著

加藤 節  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,870(税込)         
発行年月 2022年12月
出版社/提供元
筑摩書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 616p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論
ISBN 9784480511478
商品コード 1035536523
NDC分類 311
基本件名 国家
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年01月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2023/07/29
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035536523

著者紹介

トマス・ホッブズ(著者):トマス・ホッブズ(Thomas Hobbes):1588‐1679年。イギリスの哲学者・政治思想家。経験論・唯物論・唯名論を総合した立場に立ち、自然学・人間学・政治学の三部からなる壮大な哲学体系を構想する。自然権をもつ人間は、〈万人の万人に対する戦い〉にある自然状態から社会契約によって国家状態に移ると考えた。著書に『法の原理』『哲学原論』『ビヒモス』など。
加藤 節(翻訳):加藤節(かとう・たかし):1944年長野県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院博士後期課程修了。法学博士。政治哲学専攻。現在、成蹊大学名誉教授。著訳書に『近代政治哲学と宗教』、ロック『統治二論』など。

内容

キリスト教徒の政治的共同体における本質と諸権利、そして「暗黒の支配者たち」を論じて大著は完結する。近代政治哲学の歩みはここから始まった。===政治的共同体を永続させる諸原理は、聖書に由来するとして、次にキリスト教論が大規模に展開される。神の国と現世の政治的共同体との間に横たわる忠誠をめぐる分裂。ホッブズの政治理論はどのようにして問題の解決を図ったか。神の法は自然の法であるため、われわれは信義を守り、相互協約の上に設立された政治的主権者に服従すべきである。そしてそこにこそ来世における救済はある。これがホッブズの提示した答えであった。下巻には「第三部 キリスト教徒から成る政治的共同体について」「第四部 暗黒の王国について」を収め、巻末にはホッブズ問題に触れた訳者の解説的論考と年譜、索引を付す。===不朽の古典、新訳神への忠誠と政治的統治者への忠誠。分裂はいかに架橋されたか。キリスト教政治学が展開される。

目次