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チェ・ゲバラ~革命の人生~<下>

ジョン・リー・アンダーソン  著

山形浩生, 森本正史  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \6,160(税込)         
発行年月 2024年10月
出版社/提供元
みすず書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 560p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/概論・参考図書
ISBN 9784622096825
商品コード 1039329151
NDC分類 289.3
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2024年11月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2024/12/28
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039329151

著者紹介

ジョン・リー・アンダーソン(著者):『ニューヨーカー』誌のスタッフライター。1979年に『リマ・タイムズ』紙のリポーターとしてキャリアを始め、1998年以降は『ニューヨーカー』誌で、シリア、レバノン、リビア、イラク、アフガニスタン、アンゴラ、ソマリア、スーダン、マリ、リベリアなど多数の紛争地を取材。南米についても、リオデジャネイロのギャング、2010年のハイチ地震、ペルーのアマゾン地域の孤立民族、カラカスのスラムなど多数執筆している。アウグスト・ピノチェト、フィデル・カストロ、ウゴ・チャベス、ガブリエル・ガルシア・マルケスについての著述もある。2013年には、コロンビア大学の評議員が、西半球で優れた業績をあげたジャーナリストにおくるマリア・ムーアズ・キャボット賞を受賞。著書The Fall of Baghdad (Penguin, 2005); The Lion's Grave: Dispatches from Afghanistan (Grove Press, 2002) ほか。
山形浩生(翻訳):(やまがた・ひろお)1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学(MIT)不動産センター修士課程修了。途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める。著書『経済のトリセツ』(亜紀書房、2021)『たかがバロウズ本。』(大村書店、2003)ほか。訳書 ショート『プーチン』(上下巻、共訳、白水社、2023)ピケティ『資本とイデオロギー』(共訳、みすず書房、2023)バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』(みすず書房、2012)ほか。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
森本正史(翻訳):(もりもと・まさふみ)翻訳家。訳書 ピケティ『資本とイデオロギー』(共訳、みすず書房、2023)プラックローズほか『「社会正義」はいつも正しい――人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(共訳、2022、早川書房)ほか。*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

内容

「現代史に欠くことのできない著作だ」(ガーディアン紙)。英雄視されてきた〈聖人〉の生涯を公平中立に描いた決定版をついに邦訳。[全2巻]

未公開資料と膨大なインタビューを駆使した決定版の伝記を、ついに邦訳。

「現代史に欠くことのできない著作だ」ガーディアン紙
「すばらしい…非常に洗練された批判的内容だ」フォーリン・アフェアーズ誌
「情熱的な理想家と冷徹な規律家を描いた、信頼できる伝記だ」ニューズウィーク誌
「委曲を尽くしている…アンダーソン氏が語るように、チェは生きている」エコノミスト誌
「本書に匹敵する分量と調査の詳細さは、想像しがたい」ボストン・グローブ紙

「チェの顔と名前はスノーボードや時計、そして何百万枚ものTシャツを飾ってきた。しかし神話化、商品化されたチェは、いったい何を表しているのだろう? 多くの場合、そのイメージが指し示すものは、チェ自身とはまるで関係ない。蘇ったチェ・ゲバラ――長髪で輝く目を持ったイケメン――は、いろいろな意味で、ビデオゲームのなかの仮想のヒーローや悪党に負けないほど非現実的だ。享年わずか39の本物のチェ・ゲバラは、偶像化されると同時に悪魔扱いされてきた。いくら彼の生涯の事実が記されようと、彼のパラドックスと大衆文化における地位のおかげで、その評価の二面性は決して変わらないはずだ。しかしどちらの評価も、単独では彼を完全に描き尽くすことはできない」(まえがき)
「チェの死体が発掘されたとき、バジェグランデの国立電話局の壁に、スペイン語でグラフティがなぐり書きされた。〈チェ――連中が決して望まなかったように、健在〉」(エピローグ)

下巻では、新生キューバでの政治家としての活躍から、コンゴとボリビアでの革命戦争、そして死までを扱う。

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