ナラティブ研究の可能性~語りが写し出す社会~
内容
目次
イントロダクション 第Ⅰ部 国を越えた移住 第1章 日本在住日系人へのインタビューナラティブの談話分析—表出するアイデンティティに着目して 村田和代 第2章 中国人技能実習生が就労する養鶏場で語られた問題の分析—日本人雇用者・従業員のインタビューにおける言語的特徴に着目して 吉田悦子・大場美和子 第3章 高度専門職移民のナラティブ分析—認識人類学的アプローチからの示唆 山口征孝 第4章 Brexitを契機に顕在化した排除・調整・共感の中で—在英日本人移民のナラティブを分析する 秦かおり 第Ⅱ部 震災の経験 第5章 仮定の語りにおける語り手のアイデンティティ構築—震災経験をどう語るのか 佐藤彰 第6章 過去の災害の語りから未来の災害を展望する 石原凌河 第7章 いわき市内の小学校における講演「放射線のおはなし」—「質疑応答」から見えること 相田慎 第Ⅲ部 診療の現場 第8章 あるナラティブ・セラピーにおける人種・アイデンティティ・ことば 饒平名尚子 第9章 医師に対するインタビュー・ナラティブ分析—メタ言語の可視化によるNarrative-Based Medicine(NBM)への貢献 植田栄子 索引 執筆者紹介