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演奏する喜び、考える喜び

チャールズ・ローゼン, キャサリン・テマーソン  著

笠羽映子  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,080(税込)         
発行年月 2022年05月
出版社/提供元
みすず書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 159p,6p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784622090717
商品コード 1034468388
NDC分類 760.4
基本件名 音楽
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年06月1週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2022/07/10
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034468388

著者紹介

チャールズ・ローゼン(著者):(Charles Rosen)
1927-2012。ニューヨークに生まれる。コンサート・ピアニスト、音楽批評家・理論家。4歳でピアノを始め、11歳よりヘドヴィク・カンナー、モーリツ・ローゼンタールに師事する。1951年プリンストン大学で博士号取得(フランス文学)。ニューヨーク州立大学、オックスフォード大学、ハーバード大学、シカゴ大学などで教鞭をとる。『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』に定期的に執筆。邦訳された著書に『古典派音楽の様式――ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン』大久保賢・中村真訳(音楽之友社 2021)『シェーンベルク』武田明倫訳(岩波書店 1984)『ソナタ諸形式』福原淳訳(アカデミア・ミュージック 1997)、『ベートーヴェンを“読む”――32のピアノソナタ』小野寺粛訳、土田京子・内藤晃監修(道出版 2011)、『ピアノ・ノート――演奏家と聴き手のために』(新装版)朝倉和子訳(みすず書房 2018)、『音楽と感情』朝倉和子訳(みすず書房 2011)がある。
キャサリン・テマーソン(著者):(Catherine Temerson)
1944-2015。ニューヨーク大学で博士号取得(比較文学)。ニューヨークのUbu Repertory Theaterのディレクター。エリ・ヴィーゼルなどの英語への翻訳を多数手がける。父レオン・テマーソンはニューヨーク・フィルの第一ヴァイオリン奏者。ローゼンと長い親交があった。
笠羽映子(翻訳):(かさば・えいこ)
1981年パリ第4大学で博士号取得(音楽学)。早稲田大学名誉教授。ブーレーズ『現代音楽を考える』(新装版:青土社 2007)、『ブーレーズ/ケージ往復書簡 1949-1982』(みすず書房 2018)ほかブーレーズ関係訳書多数。他の訳書に『バーンスタイン 音楽を生きる』(新装版:青土社 2018)、『ドビュッシー書簡集 1884-1918』(音楽之友社 1999)、ルシュール『伝記 クロード・ドビュッシー』(音楽之友社 2003)、ストラヴィンスキー『音楽の詩学』(未来社 2012)『私の人生の年代記』(未来社 2013)など。Œuvres Complètes de Claude Debussy(Paris, Durand, 1985- )中、数巻の編集・校訂に関与。

内容

世界的なピアニストで、音楽理論家としても活躍したチャールズ・ローゼンが、友人テマーソンを聞き手に、縦横無尽に音楽の喜びを語る。
師匠ローゼンタールが驚異的な技巧でブラームスを振り向かせた話、音楽分析は演奏に必要か、シューマン、ベートーヴェン、バッハの技法、演奏と楽譜の緊張関係、ピアノを弾くことの身体的喜びについて。
明晰に、率直に、生き生きと語られた言葉たちは、音楽の喜びの核心を軽やかに告げている。ピアニストとしての体験に裏打ちされた、珠玉の洞察。

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