日本近代の歴史<5> 戦争とファシズムの時代へ
河島 真 著
内容
目次
現代国家を目指して―プロロ―グ/「憲政の常道」―近代日本型政党政治のポジとネガ(「憲政の常道」の起動―第一次若槻礼次郎内閣/憲政会から政友会へ―田中義一内閣/大衆社会の成立と社会運動)/経済危機と軍部の台頭(ロンドン条約の締結と統帥権干犯問題/金解禁と昭和恐慌/満州事変とテロリズム)/「憲政常道」の終焉(五・一五事件/挙国一致内閣の成立/思想統制の強化―挙国一致内閣期の右翼運動と左翼運動)/軍部主導の政治体制へ(二大政党制の動揺/孤立外交へ/二・二六事件/軍部主導の政治へ)/権力「不在」のファシズム化―エピロ―グ