KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



新刊
丸善のおすすめ度

ケイパビリティ・アプローチとは何か~生活の豊かさを測る~

マーサ・ヌスバウム  著

池本 幸生, 栗林 寛幸  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \4,400(税込)         
発行年月 2025年02月
出版社/提供元
勁草書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,249p,36p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/社会哲学
ISBN 9784326154944
商品コード 1039743819
NDC分類 311.1
基本件名 政治哲学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2025年04月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039743819

著者紹介

マーサ・ヌスバウム(著者):マーサ・ヌスバウム(Martha C. Nussbaum)

シカゴ大学エルンスト・フロインド法学・倫理学特別功労教授。ハーヴァード大学で博士号(西洋古典文献学)を取得した後、ブラウン大学教授などを経て現在にいたる。この間、本書で展開しているケイパビリティ・アプローチの研究を含め、正義論やフェミニズム、国際開発論、教育論などでも顕著な業績を残し、2016年に京都賞を受賞。ほかにも2012年にアストゥリアス皇太子賞、2018年にバーグルエン賞などを受賞している。著書に『女性と人間開発』(岩波書店、2005年)、『経済成長がすべてか?』(岩波書店、2013年)、『正義のフロンティア』(法政大学出版局、2012年)、『良心の自由』(慶應義塾大学出版会、2011年)など。

池本 幸生(翻訳):池本 幸生(いけもと ゆきお)

東京大学名誉教授。京都大学経済学部を卒業後、アジア経済研究所に入所。その後、京都大学東南アジア研究センター助教授、東京大学東洋文化研究所教授などを歴任。京都大学より博士(経済学)を取得。共著に『コーヒーで読み解くSDGs』(ポプラ社、2021年)、共編著に『連帯経済とソーシャル・ビジネス』(明石書店、2015年)、訳書にポール・コリアー、ジョン・ケイ『強欲資本主義は死んだ』(勁草書房、2023年)、マーサ・ヌスバウム『女性と人間開発』(岩波書店、2005年)、アマルティア・セン『正義のアイデア』(明石書店、2011年)など。
栗林 寛幸(翻訳):栗林 寛幸(くりばやし ひろゆき)

1971年千葉県生まれ.英国ケンブリッジ大学大学院修士課程(経済学)修了.訳書にケン・ビンモア『正義のゲーム理論的基礎』NTT 出版,2015年;カウシック・バスー『見えざる手をこえて』NTT 出版,2016年など.監訳にマイケル・マーモット『健康格差』日本評論社,2017年.

内容

「豊かになる」ってどういうこと? GDPでは決して測れない、「一人一人が何をすることができるか」に光を当てる哲学への招待状。
 
GDPが高くても、選択や自由が失われてる人々がいれば「豊か」とはいえない。一人一人が「何をすることができるか」が重要だ。このケイパビリティ(潜在能力)アプローチの考え方は今や国連機関でも採用され、福祉の現場でも活用されている。これらの研究をリードした著名な哲学者によるケイパビリティ・アプローチ入門書の決定版!

【原著】Martha C. Nussbaum, Creating Capabilities: The Human Development Approach(Harvard University Press, 2011)

目次