内容
【薬剤師として,災害に備える!!】
災害時における薬剤師のニーズが,近年高まっている.
被災地で,薬剤師は何ができるか,限られた患者情報や医療資源の中,薬をどう使うのか,災害時の医薬品供給や法律・制度等,本書では災害時の薬剤師業務についての基礎知識から災害時における薬物治療の考え方までをまとめた.
「いざ」というときに備え,薬剤師として読んでおきたい一冊.
【主な内容】
第1章 災害と薬剤師に関する基礎知識
1.災害薬学とは(名倉弘哲)
2.災害に関する基礎知識(山内英雄)
3.災害時における薬剤師の役割(渡邉暁洋)
4.災害時に求められる医薬品 -災害時処方箋の解析結果から-(名倉弘哲)
第2章 災害医療支援に関する基礎知識
1.災害医療の基本(井原則之)
2.災害時の医療救護体制
3.災害時の医薬品ニーズと供給体制(縄田幸裕)
4.災害時の関連法規・薬事関連措置と倫理(高木春佳)
5.災害時の情報収集・伝達(藤江直輝)
6.災害医療におけるコミュニケーション(野呂瀬崇彦)
第3章 災害時の薬剤師業務の実践
1.平時の備え (木本国晴)
2.災害時の対応の基本 (丹野佳郎)
3.薬局運営に関わる薬剤師業務 (小林祐司)
4.ファーマシューティカルトリアージ(安藤和佳子)
5.調剤業務(丹野佳郎)
6.災害時の薬事衛生管理(A~F:古田精一,G:丹野佳郎)
7.災害時における粉塵とアレルギー疾患への対策 (難波弘行)
8.モバイルファーマシーにおける薬剤師業務
第4章 災害時の薬学的管理の考え方
1.避難所での薬学的管理
2.外傷治療薬,輸液製剤の薬学的管理
3.循環器疾患患者の薬学的管理
4.災害時の糖尿病治療
5.気管支喘息・COPD患者の薬学的管理
6.抗てんかん薬の薬学的管理
7.認知症患者の薬学的管理
8.向精神薬の薬学的管理
9.副腎皮質ステロイド薬の薬学的管理
10.鎮痛薬・麻薬の薬学的管理
11.OTC医薬品の活用
12.CBRNE災害と関連医薬品
13.エコノミークラス症候群の対応