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書評掲載

青いつばさ

シェフ・アールツ  著

長山さき  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,760(税込)         
発行年月 2021年09月
出版社/提供元
徳間書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 228p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/ドイツ文学
ISBN 9784198653576
商品コード 1033632209
NDC分類 949.33
書評掲載誌 朝日新聞 2021/11/27
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033632209

著者紹介

シェフ・アールツ(著者):ベルギーの作家・詩人。劇作家、ジャーナリストをへて作家デビュー。大人向けの文学4作、詩集1作のあと2012年に初の児童文学を発表、「現代の古典と呼ぶべき作品」と絶賛されている。ほかの作品に「おねえちゃんにあった夜」(徳間書店)など。
長山さき(翻訳):関西学院大学大学院文学部修士課程修了。オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学以来、オランダに暮らす。訳書に「天国の発見」(ムリシュ著、バジリコ)「よい旅を」(ユーケス著、新潮社)、「ハリネズミの願い」(テレヘン作、新潮社)、「おねえちゃんにあった夜」(アールツ作、徳間書店)など。

内容

オランダ銀の石筆賞受賞!
心にひびく
兄弟の旅の物語

11歳のぼくは、いつも
16歳の兄ヤードランの面倒をみている。

ヤードランは、何かに夢中になると、
たいへんなことをしでかしてしまうからだ…

11歳のジョシュは、いつも16歳の兄ヤードランの
面倒を見ている。
ヤードランは、何かに夢中になると、
たいへんなことをしてしまうときがある。

「あなたはヤードランを守る天使なのよ」と、
ママはいつも、ジョシュに言う。

秋のある日、湖で、ケガをして
群れに置いていかれた
ツルの子どもを見つけたとき、ヤードランは、
「ツルの子に飛び方を教えて、
群れに返してやる」という考えに、とりつかれた。

昔、女優だったママが持っていた
大きな作り物をつばさをつけて、
スプリートと名づけたツルの子に、
飛び方を教えようとする兄弟。

でも、夢中になりすぎたヤードランは、
ジョシュにケガをさせてしまう。

そのせいで、ヤードランは
施設に入れられることに。
離ればなれになりたくない兄弟は、
スプリートを連れて、
ツルが越冬する南の地を目指し、
二人で旅を始めるが…?

○スプリート 
 ヤードランがツルの子に夢中になったせいで、
 ジョシュは大ケガをする
○ハンググライダー 
 迷子のツルの子を、南の越冬地に連れていく、
 というアイディアが浮かぶ
○南
 兄弟はスプリートを連れ、
 二人きりで、南を目指して旅に出る
○鉄塔
 施設の先生に追いつかれてしまった二人。
 ヤードランは高い鉄塔に登り、
 下りてこようとしない。
○ぼくたちは、永遠に
 ママが駆けつけて、
 思いがけない決断をする。