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証券会社がなくなる日~IFAが「株式投資」を変える~(講談社現代新書 2585)

浪川 攻  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,034(税込)         
発行年月 2020年09月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 283p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/金融
ISBN 9784065201480
商品コード 1032009319
NDC分類 338.17
基本件名 証券会社
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年10月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032009319

著者紹介

浪川 攻(著者):経済ジャーナリスト。1955年東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカー勤務を経て記者となる。金融専門誌、証券業界紙を経験し、1987年株式会社きんざいに入社。「週刊金融財政事情」編集部でデスクを務める。1996年退社し、ペンネームで金融分野を中心に取材・執筆。月刊誌「Voice」の編集・記者、1998年に東洋経済新報社と記者契約を結び、2016年フリーとなって現在に至る。著書に『銀行員はどう生きるか』『ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち』(以上、講談社現代新書)、『地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関』(PHPビジネス新書)、『金融自壊 歴史は繰り返すのか』『前川春雄 「奴雁」の哲学』(以上、東洋経済新報社)、『銀行員は生き残れるか 40万人を待ち受ける運命』(悟空出版)などがある

内容

社長表彰の常連社員、労組の委員長経験者
海外修練生に選抜された営業成績優秀者…。

将来を嘱望されていた大手証券会社の
エリートたちがいま続々と転身している
IFA(独立系ファイナンシャル・
アドバイザー)とはいったい何なのか?

2兆円規模ともされる日本のIFAビジネスを
補助線としながら、ネット専業証券の
明暗を分けた理由、
業界が固執する「儲けのカラクリ」に迫る
ととともに、次の時代に存続する証券会社の
姿を考える。

日本の証券業界を代表する「野村」は
はたして生き残ることができるのか?


【本書の内容】

序 章 証券ビジネスを変える「IFA」とは何か
 これまでとは異なる人材流出の動き
 相次いで辞めていくエリートたち
 米国ではIFA=巨大証券会社の社員に比肩する存在
 IFA説明会の実態 ほか

第1章 証券業界が固執する「儲けのカラクリ」
 販売手数料無料化の衝撃
 「回転売買」と「はめ込み営業」
 テーマ型ファンドを保有していない投信会社の元役員
 放置されたままの「残骸ファンド」
 仕組債「早期償還条項」の罠 ほか

第2章 米国の証券業界で「いま起きていること」
 注目すべきはチャールズ・シュワブの「変貌ぶり」
 米国で主流の「ゴールベース・アプローチ」とは
 常勝軍団「エドワード・ジョーンズ」の独創性
 米国では支店長が「どぶ板営業」
 激化する買収合戦の中心的存在
 あのGSが個人向け無担保ローン事業に進出 ほか

第3章 誰が信頼できる「IFA」なのか
 むやみに数は追わない…GAIA 中桐啓貴
 相場の話をしない…
  ファイナンシャルスタンダード 福田 猛
 投信はやらない…
  Japan Asset Management 堀江智生
 売れる商品でも売らない…いちよし証券 武樋政司

第4章 進化を止めた絶対王者・野村の苦悩
 金融業界が色めき立った「野村買収」情報
 野村HD前CEOが吐露していた「潰れる恐怖」
 ソフトバンクの株式上場時に演じた「厳しい結末」
 時代遅れの「日本型総合証券モデル」
 野村HD新CEOの考え ほか

終 章 いまの証券会社がなくなる日
 IFA転職支援サイトの近況
 在宅勤務が助長したIFAへの“民族大移動”
 SBIと楽天が勝ち、
  マネックスと松井が引き離された理由
 玉石混交のIFA法人とプラットフォーマー ほか

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