前川　恒夫 　著

著者紹介

内容

目次

1．Schröedinger方程式 　基礎事項 　　1.1　光と電子の古典論 　　1.2　Planckのエネルギー量子仮説 　　1.3　光の粒子性　電子の波動性 　　1.4　Bohrモデル　水素原子の発光スペクトル 　　1.5　Schröedinger方程式 　　1.6　物理量の期待値 　　1.7　箱の中の自由粒子 　　1.8　１次元調和振動子 　　1.9　水素原子 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 2．多電子原子　周期律 　基礎事項 　　2.1　多粒子系のSchröedinger方程式 　　2.2　多電子原子（イオン）のSchröedinger方程式 　　2.3　変分法 　　2.4　Hartree法 　　2.5　電子スピン 　　2.6　Pauliの排他原理 　　2.7　周期律 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 3．化学結合 　基礎事項 　　3.1　イオン結合 　　3.2　水素分子 　　3.3　VB法とMO法 　　3.4　σ 結合　π 結合 　　3.5　２原子分子のMO法 　　3.6　結合の極性　電気双極子モーメント 　　3.7　混成オービタル 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 4．π 電子系 　基礎事項 　　4.1　Hüeckel法 　　4.2　交互炭化水素 　　4.3　π 電子密度　結合次数 　　4.4　ヘテロ原子を含む共役系化合物 　　4.5　共役化合物の反応性 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 5．分子の性質を調べる実験法の原理 　基礎事項 　　5.1　静電場中の分子　電気双極子モーメントと分極率 　　5.2　磁場の中の分子　磁化率 　　5.3　電子スペクトル 　　5.4　振動回転スペクトル 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 6．物質の状態 　基礎事項 　　6.1　理想気体 　　6.2　理想気体の分子運動論 　　6.3　Maxwellの速度分布則 　　6.4　実在気体　圧縮係数 　　6.5　van der Waalsの状態式 　　6.6　液体 　　6.7　結晶 　　6.8　分子結晶 　　6.9　共有結合結晶 　　6.10　金属 　　6.11　イオン結晶 　　6.12　結晶構造とX線回折 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 7．熱力学の法則 　基礎事項 　　7.1　系と外界 　　7.2　平衡状態　状態量 　　7.3　熱力学第１法則 　　7.4　準静的変化　P−V 仕事 　　7.5　エンタルピー　熱容量 　　7.6　エントロピー 　　7.7　熱力学第２法則 　　7.8　重要な状態量と関係式 　　7.9　均一な開いた系　化学ポテンシャル 　　7.10　平衡条件 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 8．多相平衡 　基礎事項 　　8.1　不均一系の平衡条件 　　8.2　相律 　　8.3　純粋物質の相平衡 　　8.4　Clapeyron-Clausiusの式 　　8.5　純粋物質の状態図 　　8.6　理想溶液 　　8.7　希薄溶液（２成分） 　　8.8　実在溶液　活量 　　8.9　２成分２相平衡 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 9．化学反応の熱学 　基礎事項 　　9.1　化学反応式 　　9.2　反応熱 　　9.3　標準生成エンタルピー 　　9.4　反応熱の温度変化 　　9.5　結合エネルギー 　　9.6　化学平衡　質量作用の法則 　　9.7　標準生成Gibbsエネルギー 　　9.8　圧平衡定数の温度変化 　　9.9　Le Chatelierの原理 　　9.10　電解質水溶液 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 10．統計熱学の初歩 　基礎事項 　　10.1　個別的粒子の集合 　　10.2　熱力学第２法則の分子論的意味 　　10.3　熱力学第３法則 　　10.4　金属の熱容量　Einsteinモデル 　　10.5　非個別的粒子の集合 　　10.6　古典統計との対応 　例題／演習問題／問題解答／質問コーナー 付表 付録　数学と物理学の予備的知識