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楽しみと日々~壺中天書架記~

高遠 弘美  著

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価格 \7,700(税込)         
発行年月 2024年06月
出版社/提供元
法政大学出版局
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 2p,867p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784588460258
商品コード 1038580053
NDC分類 914.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年08月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2024/07/06
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038580053

著者紹介

高遠 弘美(著者):高遠 弘美(タカトオ ヒロミ)
1952年長野県生まれ。早稲田大学大学院フランス文学専攻博士課程修了。明治大学名誉教授。著書に、『乳いろの花の庭から』『物語 パリの歴史』『七世竹本住大夫 限りなき藝の道』ほか。編著に、『矢野峰人著作集』『欧米の隅々 市河晴子紀行文集』。訳書に、プルースト『失われた時を求めて』、ロミ『突飛なるものの歴史』『悪食大全』『乳房の神話学』、レアージュ『完訳 Oの物語』、ベシュテル&カリエール『珍説愚説辞典』、ピション『プルーストへの扉』、『トゥーサン版 ルバイヤート』ほか。共著多数。

内容

着実に知識を積み重ね大きな業績を残す研究者は、多いとは言えないがいる。古典的な意味での文人と呼ぶべき人々も、今でもいる。ただ同時にその両者であり、しかも大胆な冒険心や心の熱や軽妙な遊び心を備えた人が、知と文の東西を自在に行き来しながら書き綴った文の数々をこれほどの濃密さで愉しむことができる幸福は滅多にはないものだと思う。
佐藤亜紀(作家)

「目新しいものばかり追う風潮はやはり読書の愉しみとは無縁のものだ」。プルースト、石川淳、澁澤龍彥、種村季弘、市河晴子、吉田健一、中村真一郎、矢野峰人、『ルバイヤート』……数々の鍾愛の書。再読できなければ本の意味はなく、精神の自由を守り、生きる喜びに出会う瞬間のために本を読み続ける。『失われた時を求めて』個人全訳刊行中の仏文学者にして、稀代の随筆家でもある著者の半世紀に及ぶ文筆の集大成。

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