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どれがほんと?~万太郎俳句の虚と実~

高柳 克弘  著

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価格 \1,760(税込)         
発行年月 2018年04月
出版社/提供元
慶應義塾大学出版会
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 181p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784766425130
商品コード 1026992430
NDC分類 911.362
個人件名 久保田/万太郎
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年06月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2018/05/20、日本経済新聞 2018/06/09、毎日新聞 2018/12/16
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026992430

著者紹介

高柳 克弘(著者):1980年静岡県生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科で松尾芭蕉を研究し、修士修了。『鷹』編集長。「凛然たる青春」で俳人協会評論新人賞、「未踏」で田中裕明賞受賞。

内容

虚実のはざまにたゆたう普遍的な詩情。その危うさの根源はなにか?▼子規・虚子以降の近代俳句とは別の系譜の可能性を明示する!▼タイトルは、万太郎の俳句「 時計屋の時計春の夜どれがほんと」から取っている。虚と実のはざまにたゆたう普遍的な詩情を、卓越した言葉の芸で生み出し続けた久保田万太郎。だが、いままでは「下町の抒情俳人」と評して安んじて、他の近現代の俳句にはない万太郎俳句の「言葉の力/巧みな芸」を言葉で掬いあげることが叶わなかったのではないだろうか。だれもが感受するその特質と危うい魅力を、俳句の本質に迫りつつ、はじめて論じきった若手俳人の画期的評論。

目次