内容
体育科学とリハビリテーション医学(とりわけ運動療法)は,非常に広い領域にわたってその理論的基盤となる学問領域を共有しています.活動領域や専門技術の違いという面からみれば非常に異なってみえる両者も,健常者・障害者の区別を問わず人間としての基本的な動作や行動のパフォーマンス,さらには高度な運動スキルの習熟をも支えるメカニズムの理解という根源的な面からすれば,ほとんどの知識内容は共通して理解しておかなければならないものであることがわかります. 本書は,体育科学,神経生理学,認知科学,リハビリテーション医学といった主要な研究領域から著名な第一人者を執筆者とし,運動研究に関わる最新科学のレビューを集成したものです. 教科書,副読本,研究書として,教育,臨書を通じて幅広く活用できる基本図書です.