基礎から分かる会話コミュニケーションの分析法
高梨 克也 著
内容
目次
第1部 会話コミュニケーション分析の基礎 第1章 話し言葉から会話へ:順番交替 【A:理 論 編】 A-1 話し言葉と会話 A-2 順番交替 A-3 発話の後続部分に関する予測 【B:分 析 編】 B-1 実験方法 B-2 刺激文の分析:係り先未定文節数の変化と文節の種類 B-3 予測結果の全般的傾向 B-4 予測内容の分析 第2章 会話の見方:連鎖分析 【A:理 論 編】 A-1 連鎖分析 A-2 言語行為論と隣接ペア A-3 挿入連鎖 A-4 誤解の修復 A-5 応答における選好性 【B:分 析 編】 B-1 言語の評価的次元 B-2 評価連鎖 B-3 遡及的連鎖 B-4 評価連鎖の事例 B-5 評価連鎖からの発展 第3章 話し手と聞き手の相互関係:基盤化 【A:理 論 編】 A-1 基 盤 化 A-2 コミュニケーションの階層性 A-3 対面コミュニケーションの特徴 A-4 日本語会話におけるあいづち 【B:分 析 編】 B-1 典型的なあいづちとしての継続子 B-2 感情表出系感動詞 B-3 ターン内位置とタイミング B-4 聞き手反応を誘発するターンデザイン B-5 あいづちの連鎖上の生起位置 第2部 理論的拡張 第4章 マルチモダリティ:発話と非言語行動の共起 【A:理 論 編】 A-1 ノンバーバルコミュニケーションからマルチモーダルインタラクションへ A-2 会話における話し手と聞き手の視線 A-3 発話に共起する非言語行動の記述 【B:分 析 編】 B-1 ポスター会話の特徴 B-2 話し手の言語的単位を中心とした分析 B-3 話し手発話抜きの分析 第5章 多人数会話と参与構造 【A:理 論 編】 A-1 多人数会話とターン割り当て A-2 聞き手の参与役割 A-3 視線によるアドレス A-4 二者間バイアス 【B:分 析 編】 B-1 データの特徴 B-2 次話者決定に関わる言語的リソース B-3 言語的リソースと共有知識 第3部 複雑な社会的・認知的環境への対処 第6章 成員カテゴリー:参与者の会話内での社会的属性 99 【A:理 論 編】 A-1 順番交替システムと隣接ペアの関係 A-2 成員カテゴリー化装置 A-3 成員カテゴリー化装置と会話:「何者として」 A-4 成員カテゴリー化装置と言語行為論:カテゴリー付随活動 A-5 成員カテゴリー化装置と参与役割 【B:分 析 編】 B-1 分析データ:起業コンサルティング B-2 「応募者」-「助言者」というカテゴリー対 B-3 成員カテゴリー化装置の多重性 B-4 カテゴリーを支えるカテゴリー 第7章 関与配分:会話を取り巻く活動 【A:理 論 編】 A-1 日常生活環境に埋め込まれた会話 A-2 狭義/広義の相互行為 A-3 関与と関与配分 【B:分 析 編】 B-1 対象場面 B-2 事例1:被験者リスト確認 B-3 事例2:キャリブレーション順序 B-4 ま と め