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書評掲載

人殺しは夕方やってきた~マルレーン・ハウスホーファー短篇集~

マルレーン・ハウスホーファー  著

松永美穂  翻訳
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価格 \2,310(税込)         
発行年月 2024年04月
出版社/提供元
書肆侃侃房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 223p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/ドイツ文学
ISBN 9784863856219
商品コード 1038306622
NDC分類 943.7
書評掲載誌 毎日新聞 2024/06/08
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038306622

著者紹介

マルレーン・ハウスホーファー(著者):1920年生まれのオーストリアの作家。ウィーンとグラーツの大学でドイツ文学を学び、夫と二人の子どもとともにシュタイヤーで暮らし、1970年に亡くなった。オーストリア文学史における非常に重要な女性作家の一人とされる。シュニッツラー賞やオーストリア国家賞(文学部門奨励賞)を受賞している。没後、代表作『壁』が世界的に有名になった。
松永美穂(翻訳):翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)の翻訳で2000年に毎日出版文化賞特別賞受賞。カトリーン・シェーラー『ヨハンナの電車のたび』(西村書店)で2015年日本絵本大賞翻訳絵本賞受賞。そのほかヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』(光文社古典新訳文庫)やインゲボルク・バッハマン『三十歳』(岩波文庫)など。

内容

山の中でたった一人、壮絶なサバイバル闘争を繰り広げる女性を描いた長篇小説『壁』で、世界を震撼させたマルレーン・ハウスホーファー。
多くのフェミニスト、作家たちに影響を与えた彼女の、知られざる短篇小説名作集がついに邦訳!


西崎憲さん(作家・翻訳家・音楽家・「惑星と口笛」主宰)賞賛!!

ここが抒情の終着点 先はない
なんというみずみずしさ。本からこぼれだすのは、少女や友達、家や風景、おもしろい夢をみる女性や人を殺してしまった男性たち。永遠は子供の形で現れ、細部は不可知を囁く。マルレーン・ハウスホーファーはドイツ語園で最良最高の抒情を達成した。 



収録作はオーストリアの村で生まれ育ったマルレーン・ハウスホーファーの少女時代を彷彿させる。共に暮らした人々や動物たち……そして、平和な暮らしを一変させる戦争の影。
文学ムック「たべるのがおそい」vol.4収録の「さくらんぼ」「雌牛事件」「フォン・ガイエン氏の夜の出逢い」ほか、かなしみにユーモアをまぶした切なく心あたたまる作品集。

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