内容
ペーシング療法は循環器疾患の治療において最も有効な治療法の一つとしてその地位を確保し,その適応は血行動帯を改善し,生活の質(QOL)の向上を目的とするまでに拡大されてきた.その一方で技術革新があまりにも急速なため最新のペーシング療法は非常に複雑なものになってきている.本書は,ペーシング療法に関わるすべての医師,臨床工学士,医学系学生諸氏のために,その基礎のみならず,最新の知識をすぐに臨床の現場で役立つ形でわかりやすく解説している.付録として,ペースメーカーについて,よく医師に寄せられる質問とその回答リスト,用語辞典が用意されている.