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書評掲載

陥穽~陸奥宗光の青春~

辻原登  著

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価格 \2,970(税込)         
発行年月 2024年07月
出版社/提供元
日経BP社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 559p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784296120161
商品コード 1038579405
NDC分類 913.6
基本件名 陸奥宗光-小説
個人件名 陸奥/宗光
書評掲載誌 日本経済新聞 2024/08/17、東京・中日新聞 2024/08/18、朝日新聞 2024/10/05、毎日新聞 2024/10/05
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038579405

著者紹介

辻原登(著者):1945年和歌山県生まれ。90年「村の名前」で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞。『遊動亭円木』『許されざる者』『闇の奥』『韃靼の馬』『冬の旅』など著作多数。近刊に『卍どもえ』『隠し女小春』。2016年、恩賜賞・日本芸術院賞。22年、文化功労者。

内容

「日本外交の父」が辿った波瀾万丈の若き日々。幕末維新史を一新する「19世紀クロニクル」

明敏な知性が、野望に心を奪われる時――師・坂本龍馬と目指した新たな国家像、理念と実践の狭間で犯した愚状とは

陸奥は紀州藩で重用された父の失脚により所払いとなり、高野山の学僧から身を起こそうと、尊皇攘夷の嵐の中、洋学を志す。勝海舟の海軍塾に学び、坂本龍馬の海援隊へ。薩長連合を実現させた龍馬の許で、桂小五郎、後藤象二郎らに接近。若き日の伊藤博文、アーネスト・サトウらと心を通わせる。しかし維新後、陸奥は新政府内で苦境に立つ。時代の流れは、龍馬が構想した世界とは違う方向に進んでいる。薩摩で西郷が蜂起し、これを千載一遇の好機と捉えた陸奥は、身の破滅に向かって最初の一歩を踏み出した……。