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下町ロケット 

池井戸 潤  著

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価格 \1,870(税込)         
発行年月 2010年11月
出版社/提供元
小学館
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 407p
大きさ 20
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784093862929
商品コード 0110101356
NDC分類 913.6
書評掲載誌 読売新聞 2011/07/31、毎日新聞 2011/12/18、朝日新聞 2013/08/25
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110101356

著者紹介

池井戸 潤(著者):〈池井戸潤〉1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒業。三菱銀行を経て、98年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞受賞。

内容

下町ロケット

主人公・佃航平は宇宙工学研究の道をあきらめ、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いでいたが、突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられるなど、大企業に翻弄され、会社は倒産の危機に瀕していた。
一方、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工では、百億円を投じて新型水素エンジンを開発。しかし、世界最先端の技術だと自負していたバルブシステムは、すでに佃製作所により特許が出願されていた。宇宙開発グループ部長の財前道生は佃製作所の経営が窮地に陥っていることを知り、特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。資金繰りが苦しい佃製作所だったが、企業としての根幹にかかわるとこの申し出を断り、逆にエンジンそのものを供給させてくれないかと申し出る。
帝国重工では下町の中小企業の強気な姿勢に困惑し憤りを隠せないでいたが、結局、佃製作所の企業調査を行いその結果で供給を受けるかどうか判断するということになった。一方、佃製作所内部も特に若手社員を中心に、特許を譲渡してその分を還元してほしいという声が上がっていた。
そうした中、企業調査がスタート。厳しい目を向け、見下した態度をとる帝国重工社員に対し、佃製作所の若手社員は日本のものづくりを担ってきた町工場の意地を見せる。