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ハンス・ヨナス未来への責任~やがて来たる子どもたちのための倫理学~

戸谷 洋志  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,970(税込)         
発行年月 2021年07月
出版社/提供元
慶應義塾大学出版会
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 274p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/倫理・道徳
ISBN 9784766427554
商品コード 1033404139
NDC分類 150
基本件名 倫理学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年08月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033404139

著者紹介

戸谷 洋志(著者):1988 年生まれ。哲学専攻。関西外国語大学・准教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。単著に『Jポップで考える哲学――自分を問い直すための15曲』(講談社、2016年)、『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版、2018年)、『原子力の哲学』(集英社、2020年)、共著に『棋士と哲学者――僕らの哲学的対話』(イーストプレス、2018年)、『漂泊のアーレント 戦場のヨナス――ふたりの二〇世紀 二つの旅路』(慶應義塾大学出版会、2020年)がある。第31回暁烏敏賞(2015年)、第41回エネルギーフォーラム賞優秀賞(2021年)受賞。

内容

▼科学技術文明において、現在世代は未来世代を滅ぼすことができる。
アウシュヴィッツの惨禍を生きた哲学者が描く、テクノロジー時代の新たな倫理学

▼気候変動、ゲノム編集、放射性廃棄物――

テクノロジーは、遠い未来にまで影響を及ぼす。
したがって私たちは、まだ生まれていない未来世代に対し、責任を負わなければならない。直感的にはそう思える。
しかし、存在していない者とは合意形成ができず、またそこに人権を認めることもできない。
ここに、ハンス・ヨナスの提唱した、まったく新しい未来倫理学の考え方が呼び出される。
ユダヤ人として二〇世紀を生き、自ら戦場に立った彼は、なぜ「未来への責任」を見出し、そしてどのような思索を重ねたのか。
気鋭の若手による、ヨナス研究の新たな地平。

目次