レスター・バングス~伝説のロック評論家、その言葉と生涯~
綾女欣伸
編
田内 万里夫
翻訳
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
2週間
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価格
\3,960(税込)
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発行年月 |
2024年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
448p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
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ISBN |
9784910592343 |
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商品コード |
1038418001 |
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NDC分類 |
764.7 |
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基本件名 |
ロック音楽 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2024/07/13 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038418001 |
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著者紹介
ジム・デロガティス(著者):ジム・デロガティス(著) 1964年生まれ。アメリカの音楽評論家、ジャーナリスト、大学の准教授。世界で唯一のロックンロールトークショーであるラジオ『サウンド・オピニオン』の共同司会者。シカゴ・サンタイムズ紙でポップ・ミュージック評論家として 15年間寄稿した。 彼自身ドラマーであり、80年代初頭から数々のインディー・ロック・バンドに在籍してきた。現在のパンクトリオ、ヴォルティスは2000年から活動しており、最近7枚目のアルバム『This Machine Kills Fascists』をリリースした(Cavetone Recordsからレコードで発売中、Spotifyでストリーミングも可能)。彼もレスター同様、ローリング・ストーン誌 在職中に、否定的な批評を書いたために解雇されている。 ジャーナリスト志望だった高校生の時、「自分のヒーローにインタビューしてくる」という課題で彼がインタビュー相手に選んだのがレスターだった。「優れたロックンロールとは何か?」という高校生の質問に、レスターはしばし黙り込んだあとで、「それはロックでなくても、映…
田内 万里夫(翻訳):訳者 田内 万里夫 1973年生まれ。テンプル大学教養学部英文学科卒業。翻訳出版の版権エージェントとして複数のエージェンシーに勤務。訳書にバリー・シュワルツ『なぜ働くのか』(朝日出版社)。版権エージェントをしながら絵を描きはじめ、「LOVE POP! キース・ヘリング展――アートはみんなのもの」(伊丹市立美術館、2012年)の壁画プロジェクトを担当したほか、タイ東北モーラム酒店(京王井の頭線・神泉駅前)やバー浮島(下北沢)の壁画を描き、映画『NEVER MIND DA 渋さ知らズ』の衣装協力などをおこなう。近年はHACO NYCおよびRevolú Galleryと仲が良い。「本書については原書が出版された当時、いつか日本語版が出たら読んでみたいと思っていたところ翻訳を依頼されて驚きました」と語る。
内容
音楽について語ることが、表現し行動することであった激動的な1970年代。その真っ只中を生きて死んだ、伝説のロック評論家レスター・バングスの評伝、日本初書籍化。一人の、これ以上ないほどにクチの悪い男が「文学としてのロックンロール / ロックンロールとしての文学」を作り出すまで!
「レスター・バングス 伝説のロック評論家、その言葉と生涯。(原題:LET IT BLURT)」は、抑圧された子供時代からロック批評家として頭角を表し突然の死に至るまで、伝説の男の人生を丹念に追った記録である。翻訳は無理とも言われるその独特の表現、比類なき音楽への情熱、攻撃的なのに泣けてくる、どうしようもないほどに切ない魅力が明らかにされる。
没後40年以上が経過した今も、レスター・バングスは本気で音楽と対峙した傷だらけのヒーローとして、人々の記憶に残り続けている。その言葉に触れたものは、本当の音楽、本当の文学、本当の青春に触れたように、それ以前とは何かが全く変わってしまうのだ。
「パンクロック」や「ヘヴィメタル」を定義し、絶賛するにも酷評するにも、同じだけの愛と憎しみを注いだ、あり得ないロック評論家。英語圏においては、彼の評論スタイルは1つの到達点として認識されているが、日本ではこれまで書籍の出版がなく、ほとんど知られてこなかった。本書はその空隙を埋める最初のものである。版元では引き続きレスター・バングス自身の評論集も刊行予定である。
●レスター・バングスについて
レスターのキャリアは大学時代、雑誌「ローリングストーン」の読者によるアルバムレビューを募集する企画に応募したことから始まった。独学で築いた荒々しい言葉遣いと極めて鋭利な文章は人気を集め、ローリングストーンでニッチな地位を確立した。1973年「ミュージシャンを侮辱した」という理由で解雇されるまで、ローリングストーンで執筆を続けた。
その後、寄稿した雑誌「Creem」でも、騒々しく急進的な批評は止まらなかった。ある時は、アメリカのロックバンド、J・ガイルス・バンドのコンサート中に、タイプライターを手にステージに上がり、聴衆に見られながらリズムに合わせてキーを叩き批評でライブした。Fusion、Playboy、Penthouse、New Musical Express、Phonograph Record Magazine、Village Voiceなどさまざまな出版物に寄稿する。1982年、ドラッグの過剰摂取が原因で33歳という若さで生涯を閉じた。
2000年には映画「あの頃ペニー・レインと」で今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンがレスター・バングス役を演じた。ニューヨークパンクを代表するバンド ラモーンズや、世界で最も重要なバンドとも評されるREMのマイケル・スタイプは愛情を込めて曲中で彼の名前を歌い、作家デヴィッド・フォスター・ウォレスは、初の共著『シグニファイング・…