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脱成長と食と幸福
中野 佳裕
翻訳
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\3,190(税込)
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発行年月 |
2024年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
192p,35p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/農業・食糧 |
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ISBN |
9784560091227 |
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商品コード |
1038930173 |
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NDC分類 |
611.3 |
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基本件名 |
食糧問題 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年10月1週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038930173 |
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著者紹介
セルジュ・ラトゥーシュ(著者):セルジュ・ラトゥーシュ(Serge Latouche)
1940年生まれ。フランスを代表する経済哲学者・思想家。パリ南大学(オルセー)名誉教授。主要著書に『脱成長』(白水社文庫クセジュ1040)、脱成長がもたらす働き方の改革』(白水社、2023年)、『経済成長なき社会発展は可能か?──〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』、『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?──贈与・幸福・自律の新たな社会へ』、『脱成長(ダウンシフト)のとき──人間らしい時間をとりもどすために』などがある。
中野 佳裕(翻訳):PhD(英サセックス大学)。専門は社会哲学、グローバル・スタディーズ、社会デザイン学。
立教大学社会デザイン研究科特任准教授。
単著に『カタツムリの知恵と脱成長──貧しさと豊かさについての変奏曲』(コモンズ、2017年)、共編著に『21世紀の豊かさ──経済を変え、真の民主主義を創るために』(コモンズ、2016年)など。訳書にセルジュ・ラトゥーシュ著『脱成長』(白水社文庫クセジュ、2020年)、『脱成長がもたらす働き方の改革』(白水社、2023年)、ステファーノ・バルトリーニ著『幸せのマニフェスト──消費社会から関係の豊かな社会へ』(コモンズ、2018年)、セルジュ・ラトゥーシュ著『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?──贈与・幸福・自律の新たな社会へ』(作品社、2013年)、ジャン=ルイ・ラヴィル編『連帯経済──その国際的射程』(北島健一・鈴木岳との共訳、生活書院、2012年)、セルジュ・ラトゥーシュ著『経済成長なき社会発展は可能か?──〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』(作品社、2010年)など。
内容
〈脱成長の企ては、「つらい人生のなかに良き生をもたらす」というジュディス・バトラーの問題関心と共鳴する。しかし、経済学を専門とする私は、ジュディス・バトラーとは異なり、個人の倫理から出発して社会変革に至るのではなく、むしろその逆で、不可欠な文化的断絶から個人の生活へのさまざまな含意へと至る道を構想している。〉(本書より)
「脱成長」の第一人者として高名な、フランスの経済学者・哲学者セルジュ・ラトゥーシュによる著作。幸福と美食という二つの具体的なトピックから、脱成長の意味や文化を語る。
地球の健康も考えて、脱成長しながら豊かに食べてゆく方法「節度ある豊かさ」で生きのびる技法が、幸福と美食とを切り口にして解説されてゆく。気候変動の時代、スローフード運動の哲学とともに、有機的な社会へのケアの道のりを教えてくれる、人新世の「幸福論」。
ジュディス・バトラーの問題関心に共鳴しつつ、お金のかかる医療制度や不可逆的ダメージからの脱却、そしてなにより、自尊心をもって分かち合うことの大切さの気づきを得ることができる。