田近洵一（著者）：1933(昭和8)年、長崎県島原市に生まれる。横浜国立大学卒業後、神奈川県川崎市、東京都で小・中・高の教壇に立つ。横浜国立大学助教授、東京学芸大学教授、早稲田大学特任教授を歴任。東京学芸大学名誉教授。所属学会に、日本文学協会(委員長)、全国大学国語教育学会(常任理事)、日本国語教育学会(理事長)、国語教育史学会(会長)等。主著に、『言語行動主体の形成─国語教育への視座』(新光閣書店)、『現代国語教育への視角』(教育出版)、『文学教育の構想』(明治図書)、『戦後国語教育問題史』(大修館)、『読み手を育てる─読者論から読書行為論へ』(明治図書)、『創造の＜読み＞─読書行為をひらく文学の授業』(東洋館)、『[自立と共生]の国語教育』(光文書院)、『国語教育の方法─ことばの学びの成立』(国土社)、『創造の＜読み＞新論』(東洋館)ほか多数。

明日の実践への立場を確立するために、国語教育とは何であったかを振り返る。国語教育に関するすべての歴史と課題を簡潔に説く。