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書評掲載

おやすみの歌が消えて

リアノン・ネイヴィン  著

越前 敏弥  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,420(税込)         
発行年月 2019年01月
出版社/提供元
集英社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 394p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784087734959
商品コード 1028972641
NDC分類 933.7
書評掲載誌 産経新聞 2019/03/17、毎日新聞 2019/04/28
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028972641

著者紹介

リアノン・ネイヴィン(著者):広告エージェント業界で働いたのちに退職。「おやすみの歌が消えて」でデビュー。

内容

小学校に、「じゅうげき犯」がきた。おにいちゃんが死んだ。
ママもパパも、もうぼくを見ない――


「パン パン パン」
小学校に、銃声と叫び声が鳴り響く。あの日から、全てが変わった。

ザックの兄で10歳のアンディは、「じゅうげき犯」に殺されて死んだ。
母は「おやすみの歌」をもう歌ってくれないし、父も様子がおかしい。
ひとりになったザックは、アンディのクロゼットを自分の秘密基地にする――

アメリカで多発する銃乱射事件をいとけない6歳の子供の視点から描く、
人間の悲しみと優しさ、家族の絆の物語。

【著者略歴】
リアノン・ネイヴィン Rhiannon Navin
ドイツのブレーメンで育つ。広告エージェント業界で働く中でニューヨークに渡り、結婚したのちに退職。現在はニューヨーク郊外で、3人の子供と夫、猫2匹犬1匹と共に暮らしている。デビュー作である本書「Only Child」はアメリカでの出版権をめぐって高値で取引され、そのほか世界16ヵ国で版権を取得した。

越前敏弥
1961年生まれ。文芸翻訳者。東京大学文学部国文科卒業。著書に『文芸翻訳教室』(研究社)『翻訳百景』(角川新書)など。訳書にダン・ブラウン『オリジン』(KADOKAWA)、同『ダ・ヴィンチ・コード』(角川文庫)、E・O・キロヴィッツ『鏡の迷宮』(集英社文庫)、『世界文学大図鑑』(三省堂)、キャロル・ボストン・ウェザーフォード作/ジェイミー・クリストフ画『ゴードン・パークス』(光村教育図書)など。


1 じゅうげき犯が来た日
2 戦いのきず
3 イエスさまと本当に死んだ人たち
4 お兄ちゃんはどこ?
5 ルールなしの日
6 オオカミ人間の遠ぼえ
7 空のなみだ
8 さいごのふつうの火曜日
9 黄色の目玉
10 あくしゅ
11 ひみつ基地
12 たましいにも顔がある?
13 ここにいちゃいけない
14 どこへ行ったの?
15 目が見えない人と歩くこと
16 あふれた赤いジュース
17 気持ちを表す紙
18 本当になったこわいゆめ
19 お通夜
20 ジャンボ・ツイン・ロール・トイレットペーパー・ホルダー
21 戦いの合図
22 さよなら
23 ころしの目つき
24 ぼうでヘビをつつく
25 幸せのひけつ
26 ニュースを作る
27 ニュースをぶちこわす
28 トリック・オア・トリート
29 雪とミルクシェイク
30 ハルク
31 いっしょに使う
32 はげしいいかり
33 もう生きていけない
34 きょう感
35 学校へ
36 あらし
37 感しゃ祭
38 こぢんまりと
39 思いがけないおくり物
40 わかれ