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みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史~史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」~

日経コンピュータ, 山端 宏実, 岡部 一詩, 中田 敦, 大和田 尚孝, 谷島 宣之  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,980(税込)         
発行年月 2020年02月
出版社/提供元
日経BP社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 253p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/金融
ISBN 9784296105359
商品コード 1031453799
NDC分類 338.5
基本件名 銀行経営
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2020年03月3週
書評掲載誌 日本経済新聞 2020/03/28
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031453799

内容

ついに完成した「IT業界のサグラダファミリア」、その裏側に迫る

みずほフィナンシャルグループ(FG)が2011年から進めてきた「勘定系システム」の刷新・統合プロジェクトが2019年7月、ついに完了した。
富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加したものの、2度にわたって開発完了が延期になったことから、なかなか完成しないスペイン・バルセロナの教会にちなんで「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトだ。みずほFGは完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。
1980年代に稼働した「第3次オンラインシステム」の全面刷新は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほFGにとって、2000年の発足以来の悲願だった。
しかしシステム刷新は何度も挫折し、2002年と2011年には大規模なシステム障害を引き起こした。80年代の非効率的な事務フローが残ったままになるなど、勘定系システムの老朽化は経営の足かせになっていた。
なぜみずほ銀行のシステム刷新は、これほどまでに長引いたのか。そして今回はどうやって完了に導いたのか。「メガバンクの勘定系システムとして初となるSOA(サービス指向アーキテクチャー)全面導入」「AS IS(現状通り)を禁止した要件定義」「1000社のシステムインテグレーターを巻き込んだプロジェクト管理」など、新勘定系システム「MINORI」開発の全貌と、みずほ銀行がこれから目指す金融デジタル化戦略を、みずほFGにおける19年の苦闘の歴史を追いかけ続けた情報システム専門誌「日経コンピュータ」が解き明かす。
多くの日本企業が直面する情報システムの老朽化問題、「2025年の崖」を乗り越えるヒントがここにある。

目次